テンポラリファイルの作成

一時的な作業用のファイルをテンポラリファイルといいます。テンポラリファイルは、ふつうテンポラリフォルダに作成します。テンポラリファイルは、たくさん作ることがあるので、ユニークな名前を付ける必要があります。

テンポラリディレクトリ(フォルダ)を得るには

テンポラリディレクトリはGetTempPath関数によって得ることができます。

新しいテンポラリファイルを作成するには

ユニークなテンポラリファイルを作成するには、GetTempFileName関数を使います。この関数が返すファイル名は、他のファイルと重複の無いファイル名です。

function GetTempFileName(
  PathName: PChar;  // テンポラリファイルを作成するフォルダ
  PrefixString: PChar; // ファイルの先頭に付ける文字列
  Unique: LongWord;  // ふつう0を指定します。この場合、実際にテンポラリファイルが作成されます。
  TempFileName: PChar  // テンポラリファイル名
): LongWord;

例
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
    lpTempFileName: PChar;
    lpPathName: PChar;
begin
    lpTempFileName := AllocMem(256);
    lpPathName := AllocMem(256);
    GetTempPath(256, lpPathName);
    GetTempFileName(lpPathName, '~', 0, lpTempFileName);
    StaticText2.Caption := StrPas(lpTempFileName);
    FreeMem(lpTempFileName);
    FreeMem(lppathName);
end;

(注意)
　不要になったテンポラリファイルはアプリケーションが削除します。