ActiveX Controlの作り方
Delphi3では、ウィザードを利用して、ActiveXコントロールを簡単に作ることができます。
ActiveXコントロールプロジェクトを作成するには
- 「ファイル」-「新規作成」を実行して「新規作成」ダイアログボックスを開きます。
- ActiveXタブを選んで、一覧からActiveXコントロールを選択してOKボタンを押します。
- ActiveXコントロールウィザードが表示されるので、もとになる(基底)クラスを選びます。必要なら、コントロール名などその他の項目を変更します。
- OKボタンを押すと、基底クラスをもとにしたActiveXコントロールのスケルトンコード(骨格)が作成されます。
- 「ファイル」-「名前を付けてプロジェクト保存」を押してプロジェクトを保存しておきます。
プロパティを追加するには
- 「ファイル」-「開く」を実行して、タイプライブラリ(拡張子TLB)を読み込みます(フィルタを*.TLBにするとファイルが表示されます)。
- タイプライブラリエディタが表示されるので、インターフェース名(Ixxxxという名称)を右クリックすると、ポップアップメニューが表示されるので「新規作成」-「プロパティ」をクリックすると、プロパティがインターフェースに追加されます。
- プロパティ名はデフォルトではProperty1となっているので、適切な名前に変更します。また、型はデフォルトではIntegerなので同様のに適切な型に変更します。
- その他の属性を必要に応じて変更します。
- エディタにもどり、「編集」-「インターフェースに追加」を実行して、"property xxxx"(xxxxはプロパティ名)を入力しOKボタンを押します。
- プロパティのコードが追加されたので、具体的なプロパティ動作のコードを追加します。
メソッドを追加するには
- 「ファイル」-「開く」を実行して、タイプライブラリ(拡張子TLB)を読み込みます(フィルタを*.TLBにするとファイルが表示されます)。
- タイプライブラリエディタが表示されるので、インターフェース名(Ixxxxという名称)を右クリックすると、ポップアップメニューが表示されるので「新規作成」-「メソッド」をクリックすると、メソッドがインターフェースに追加されます。
- プロパティ名はデフォルトではMethod1となっているので、適切な名前に変更します。
- その他の属性を必要に応じて変更します。
- エディタにもどり、「編集」-「インターフェースに追加」を実行して、"procedure xxxx"または"fucntion xxxx"(xxxxはメソッド名)を入力しOKボタンを押します。
- メソッドのコードが追加されたので、具体的なメソッド動作のコードを追加します。
ActiveXコントロールを構築して登録するには
- 「プロジェクト」-「再構築」を実行します。(OCXファイルが作成されます)
- レジストリに登録するには「実行」-「ActiveXサーバの登録」を実行します。
- コンポーネントパレットに登録するには、「コンポーネント」-「ActiveXコントロールの取り込み」を実行します。
- 「登録されているコントロール」から当該コントロールを選び、「インスト-ル」を実行します。