オブジェクトの埋め込みとリンク

Delphiでは、OleContainerコンポーネントを使用して簡単にオブジェクトの埋め込みとリンク（ＯＬＥ）をサポートするアプリケーションを作成することができます。

コンテナにオブジェクトを挿入するには

1. フォームに貼り付けたOleContainer上で右クリックするとポップアップメニューが表示されます。
2. 「オブジェクトの挿入」を選択すると「オブジェクトの挿入」ダイアログが表示されるので、オブジェクトの一覧から必要なオブジェクトを選びます。
3. 実行時にオブジェクトを挿入するには、InsertObjectDialogメソッドを実行すると同じように「オブジェクトの挿入」ダイアログが表示されます。

オブジェクトをアクティブ化するには

オブジェクトをアクティブ化するには、DoVerbメソッドを使用します。ふつう、ovPrimaryパラメータを与えるとアクティブ化できます。非アクティブ化するときは、Closeメソッドを使用します。

例

procedure TForm1.UnActivate1Click(Sender: TObject);
begin
    OleContainer1.Close;
end;

procedure TForm1.Activate1Click(Sender: TObject);
begin
    OleContainer1.DoVerb(ovPrimary);
end;

OLEオブジェクトを保存するには

SaveToFileを使用するとオブジェクトをファイルに保存できます。これは、LoadFromFileによって読み込むことができます。