タイプライブラリの使用
タイプライブラリを使うとCOMオブジェクトのPascalラッパーを作成できます。そうすることによって、簡単にCOMオブジェクトを利用することができます。
タイプライブラリを取りこむには
タイプライブラリを取りこむと、そのCOMオブジェクトのラッパーユニットをプロジェクトに追加できます。これは次の手順で行います。
一覧にないタイプライブラリの取りこみ
COMオブジェクトは、レジストリに登録されていないと使用することはできません。FDなどからコピーしたCOMオブジェクトはレジストリに登録しなければなりません。これは、「タイプライブラリの取りこみ」ダイアログボックスで「追加」ボタンを押すことにより行います。
タイプライブラリは、拡張子TLBのタイプライブラリファイルのほか、ふつうDLLやEXEにもリソースとして含まれています。「追加」ボタンを押すと、「ファイルを開く」コモンダイアログボックスが開くので、必要なCOMオブジェクトを開きます。そうすると、一覧に追加されるので、それを選んで「OK」ボタンを押せばラッパーユニットがプロジェクトに追加されます。
レジストリへのCOMオブジェクトの登録はregsvr32.exe(Windows98では\Windows\Systemの下にあります)によっても行うことができます。
使用例: C:\>regsvr32 MyComObj.dll
不要なタイプライブラリの削除
テスト用に作ったCOMオブジェクトも、レジストリに登録されてしまいますが、「削除」ボタンによってそのようなCOMオブジェクトをレジストリから削除することができます。regsvr32.exeで行うときにはスイッチ"/u"をつけると同様に削除できます。