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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]中山記念 またGI馬斬りだ!ウインブライト

2019年2月20日 紙面から

中山記念で重賞5勝目を目指すウインブライト

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 「第93回中山記念」(GII・24日・中山・芝1800メートル)はGI馬5頭がそろう豪華版。ウインブライトはまだGIタイトルこそないが、昨年は3頭のGI馬を撃破するなど、ここに入っても実力は互角。骨折明けの主戦、松岡正海騎手(34)=美浦・フリー=もこのレースに合わせて復帰し、連覇へ向けて準備万端だ。

 GI馬が相手でも、決して引けを取ることはない。前走の中山金杯を快勝して勢いに乗る昨年の覇者ウインブライトが、5つ目の重賞タイトルを目指して敢然と挑戦状をたたきつけた。

 一時期の不調から完全に脱出した。昨年夏、札幌記念を目指して調整されていたが、体調がひと息で出走を断念。仕切り直しとなった秋も富士S10着、マイルCS9着と思うような結果が残せなかった。しかしレースを使われながら徐々に立ち直り、トップハンデの58キロを背負った前走では、中団から鋭く伸びて快勝。馬体重もデビュー以来最高となる490キロまで増えており、明けて5歳になって心身ともに充実ぶりをアピールした。「昨年秋から暮れにかけて一段階レベルアップしたと思います。体にも厚みが出てきました」と畠山師も成長ぶりに目を細める。

 パートナーの松岡も中山金杯を制した翌日の1月6日に、馬に蹴られて右尺骨を骨折するアクシデントに見舞われたが、このレースに間に合わせるために今月の10日に復帰。追い切りにもまたがって、感触を確かめている。

 昨年はペルシアンナイト、アエロリット、ヴィブロスとGI馬を撃破した。今年はGI馬5頭とさらに強力メンバーだが「今は前にも行けるし、追い込みもできる。この相手にどれだけやれるか楽しみ」とトレーナーは連覇へ自信をのぞかせた。 (美浦取材班)

 

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