中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(21)=三菱重工名古屋=の実戦初登板が22日の韓国・サムスン戦(北谷)になりそうだ。キャンプインから約3週間、ルーキー投手の先陣を切って、ベールを脱ぐときがきた。
昨季の社会人最多勝右腕は黙々と投球フォームを磨いてきた。ブルペンでは「カウントを意識せず、自分のピッチング(フォーム)をつくる」ことに専念。第3クール最終日となった19日もブルペンで持ち球を一通り試して68球。阿波野投手コーチから踏み出す左足への体重のかけ方や、上半身の使い方などの助言をもらい、フォームの安定性向上に取り組んだ。
最終クールを目前にして疲れはある。ただ、プロ入り初めてフリー打撃に登板した15日に与田監督が「実戦派」と評した最速152キロ右腕。対外試合のマウンドで即戦力としての評価を高めたい。