Screenの使い方
ScreenはTScreen型の変数で画面デバイスを表します。
フォーカスの取得
どのフォームにフォーカスがあるか知るにはActiveFormプロパティを使用します。また、どのコントロールにフォーカスがあるかを知るにはActiveControlプロパティを使用します。次の例は現在アクティブなコントロールの名前を表示します。
Label1.Caption := Screen.ActiveControl.Name;
マウスカーソルの変更
Screen.Cursorを変更するとスクリーン全体についてマウスカーソルを変更することができます。Screen.Cursorsプロパティはアプリケーションで使えるカーソルの配列です。
フォームやコントロール内だけでマウスカーソルを変更するときは、それぞれのコンポーネントのCursorプロパティを変更します。
画面のサイズ
Width、Heightプロパティによって画面のサイズを知ることができます。これによって、画面の小さなノートPCなどでウィンドウが画面からはみ出ないようフォームのサイズを調節することができます。
例
{ スクリーンサイズに合わせたフォーム }
procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
begin
Left := Screen.Width div 4;
Top := Screen.Height div 4;
Width := Screen.Width div 2;
Height := Screen.Height div 2;
end;