動的配列の使い方
動的配列が、Delphi4から使えるようになりました。動的配列は、大きさが固定されていない配列です。
動的配列を宣言するには
つぎのようにサイズを指定せずに配列宣言します。
var
A: array of Smallint;
動的配列の実体はポインタである
動的配列変数はポインタです。したがって、宣言しただけでは、メモリは割り付けられません。したがって、SetLengthを使ってメモリを割り付ける必要があります。
SetLength(A, 10);
このとき、配列の添字は"0"から始まります。
割り付けたメモリを解放するには、動的配列変数にnilを代入します。
A := nil;
動的配列の代入
動的配列変数はポインタなので、代入を行うと静的配列の場合と異なる結果になります。
例
A[0] :=1;
B := A;
B[0] :=2;
の実行結果は動的配列では、A[0] =2,静的配列ではA[0] = 1。