delphi.gif (306 バイト) パッケージ


 

toach.gif (917 バイト) パッケージとは

パッケージは特別にコンパイルされたDLLで、すべてのDelphiのコンポーネントはVCL(Visual Component Library)パッケージに含れています。

 

toach.gif (917 バイト) 実行時パッケージと設計時パッケージ

実行時パッケージを使うと再利用可能なコードをアプリケーション間で共有できます。結果として消費するリソースが減り、コンパイル時間が短くなります。設計時パッケージを使うと、IDEにカスタムコンポーネントを追加することができます。

 

toach.gif (917 バイト) パッケージを作るには

  1. プロジェクト(コンポーネントやアプリケーション)を作成またはロードします。
  2. 「ファイル/新規作成」を実行してギャラリーから「パッケージ」を選んでOKを押します。
  3. 「パッケージ新規作成」ダイアログボックスでパッケージのファイル名を入力します。
  4. OKボタンを押すとパッケージエディタが開きます。
  5. 「内容」タブを選択して「追加」ボタンを押すと、「追加」ダイアログが表示されるので、追加したいユニット、新規コンポーネントまたはActiveXコントロールを選びます。
  6. OKボタンを押して「追加」ダイアログを閉じます。
  7. ツールバーの「コンパイル」ボタンを押してパッケージをコンパイルします。

 

toach.gif (917 バイト) 実行時パッケージの使い方

  1. プロジェクト(アプリケーション)を作成またはロードします。
  2. 「プロジェクト/オプション」をクリックして現れたダイアログで「パッケージ」タブを選択します。
  3. 「実行時パッケージを使って構築」をチェックして、「追加」ボタンによってパッケージを追加します。
  4. OKボタンを押してダイアログを閉じます。
  5. そのアプリケーションのuses節にパッケージに含まれる使用するユニット名を追加します。
  6. そのパッケージに含まれるユニットが使えるようになります。

delphi1.gif (322 バイト) 

uses
  Windows, Messages, SysUtils, Classes, Graphics, Controls, Forms, Dialogs
  ,ObserveData, StdCtrls;

パッケージに含まれるユニットの一部

unit ObserveData;

interface

uses
  Windows, Messages, SysUtils, Classes, Graphics, Controls, Forms, Dialogs;

type
  TObserveData = class(TObject)
  private
    { Private 宣言 }
  protected
    { Protected 宣言 }
  public
    { Public 宣言 }
	DataName: String;
    DataCode: Integer;
    Count: 0..63;
    Value: array[0..63] of Double;

    以下略

toach.gif (917 バイト) 設計時パッケージの使い方

  1. 「プロジェクト/オプション」をクリックして「プロジェクトオプション」ダイアログを開き、「パッケージ」タブを選択します。
  2. 「追加」ボタンを押して、「ファイルを開く」ダイアログで使いたいパッケージを選択すると、リストボックスにそのパッケージが追加されます。
  3. OKを押してダイアログを閉じます。
  4. パッケージタブがコンポーネントパレットに追加されます。

(リストボックスで使用しないパッケージのを取り消すと、コンポーネントパレットからそのタブが削除されます)

ビジュアルコンポーネントパッケージでないもの(例えばフォームUnit1を含むアプリケーションだけが含まれるもの)も設計時パッケージとして追加できますが、当然、コンポーネントパレットには表示されません。しかし、実行時パッケージのようにuses節にユニット名を追加すれば使用できます。