コールバックの使い方

Win32 APIの中でコールバックが必要なものがありますが、Delphiでは容易に実現できます。（Visual Basic4.0以前では通常、不可能でした）

コールバックを使うにはコールバック関数のポインタをAPIに渡します。次の例はSetTimerにコールバック関数（手続き）を渡して100msごとに値をカウントする例です。（Timerコンポーネントを使わずにタイマー機能を実現する例でもあります）

例

var
  Form1: TForm1;

implementation

{$R *.DFM}
var
  count: Integer;

{  コールバック手続き }
procedure TimerProc(hwnd: HWND; uMsg:UINT; idEvent: UINT; dwTime:DWORD);
begin
  Form1.Edit1.Text := IntToStr(count);
  Inc(count);
end;

{  タイマー設定と起動 }
procedure TForm1.cmdStartClick(Sender: TObject);
begin
  count := 0;
  { タイマーコールバックを定義する }
  SetTimer(Handle, 1, 100, @TimerProc);
end;

{  タイマー停止 }
procedure TForm1.cmdStopClick(Sender: TObject);
begin
  KillTimer(Handle, 1);
end;