コンソールアプリケーションの作り方
コンソールアプリケーションとは、コマンドプロンプト(MS-DOSプロンプト)で実行されるプログラムです。Delphiでは、MS-DOSアプリケーションではない、WIN32コンソールアプリケーション(32ビットアプリケーション)を作成できます。コンソールアプリケーションは、単純なので簡単なテストプログラムなどを作るとき便利です。
コンソールアプリケーションプロジェクトの作り方
- Delphiを起動すると、フォームが表示されていますが、コンソールアプリではフォームは使用しないので削除します。「プロジェクト/プロジェクトから削除」を実行してフォームを削除します。このとき、ユニットは保存する必要はありません。
- 「表示/プロジェクトソース」を実行して、プロジェクトソースを表示します。
- uses Formsをuses SysUtilsにします。
- {$R *.RES}を{$APPTYPE CONSOLE}にします。
- Application.Initialize;Application.Run;を削除します。
- 「プロジェクト/オプション」を実行して、リンカタブを選び「コンソールアプリケーションの作成」をチェックしてOKボタンを押します。
- 「ファイル/名前を付けてプロジェクトを保存」を実行してプロジェクトを保存します。このとき、プロジェクト名を適切な名前に変更します。
コンソールアプリケーションの動作
- コンソールアプリケーションのメインプログラムはプロジェクトファイルのbegin...end.の間に記述します。
- コンソールアプリケーションは、コマンドプロンプト内部で動作するので、フォームを持ちません。
- コンソールアプリケーションでは、フォームがないのでビジュアルコンポーネントを使用できません。
例
program main;
uses
SysUtils;
{$APPTYPE CONSOLE}
begin
Writeln('Console App');
end;
(必要に応じてuses節に適切なユニットを追加する必要があります)