delphi.gif (306 バイト) コンソールアプリケーションの作り方


コンソールアプリケーションとは、コマンドプロンプト(MS-DOSプロンプト)で実行されるプログラムです。Delphiでは、MS-DOSアプリケーションではない、WIN32コンソールアプリケーション(32ビットアプリケーション)を作成できます。コンソールアプリケーションは、単純なので簡単なテストプログラムなどを作るとき便利です。

toach.gif (917 バイト) コンソールアプリケーションプロジェクトの作り方

  1. Delphiを起動すると、フォームが表示されていますが、コンソールアプリではフォームは使用しないので削除します。「プロジェクト/プロジェクトから削除」を実行してフォームを削除します。このとき、ユニットは保存する必要はありません。
  2. 「表示/プロジェクトソース」を実行して、プロジェクトソースを表示します。
  3. uses Formsをuses SysUtilsにします。
  4. {$R *.RES}を{$APPTYPE CONSOLE}にします。
  5. Application.Initialize;Application.Run;を削除します。
  6. 「プロジェクト/オプション」を実行して、リンカタブを選び「コンソールアプリケーションの作成」をチェックしてOKボタンを押します。
  7. 「ファイル/名前を付けてプロジェクトを保存」を実行してプロジェクトを保存します。このとき、プロジェクト名を適切な名前に変更します。

 

toach.gif (917 バイト) コンソールアプリケーションの動作

  1. コンソールアプリケーションのメインプログラムはプロジェクトファイルのbegin...end.の間に記述します。
  2. コンソールアプリケーションは、コマンドプロンプト内部で動作するので、フォームを持ちません。
  3. コンソールアプリケーションでは、フォームがないのでビジュアルコンポーネントを使用できません。

delphi1.gif (322 バイト)

program main;
uses
  SysUtils;
{$APPTYPE CONSOLE}
begin
   Writeln('Console App');
end;

(必要に応じてuses節に適切なユニットを追加する必要があります)