新しいクラスの作り方


従来のPascalやCでは、独自の関数を定義して機能を拡張していました。Object Pascalでも、そのような方法は可能ですが、オブジェクト指向らしいやり方は、クラスを新しく作って機能を拡張する方法です。クラスはユニットの中で定義します。

新しいユニットを作るには

  1. 「ファイル/新規作成」を実行して、「新規作成」タブを選びます。
  2. その一覧の中から、「ユニット」を選んでOKボタンを押します。
  3. プロジェクトに"Unit1"が追加されるので、適切な前に変更してファイルに保存します。

 

コードの記述

  1. 新しく追加されたユニットは「空」なので、クラスを定義します。まず、interfaceキーワードの下にuses節を追加して、インポートする外部ユニットを記述します。
  2. uses節の下にtype節を追加して、クラスを定義します。
  3. implementationキーワードの下に具体的なメソッドコードを追加します。

unit MyClass;

interface

uses
	SysUtils;

type
    TMyClass = class
    public
        Constructor Create;
        procedure Proc1;
        ......
    end;

implementation

constructor TMyException.Create;
begin
    ......;
end;
constructor TMyClass.MyProc1;
begin
	....;
end;
.......
end.