delphi.gif (306 バイト) InterBaseサーバを使うには


InterBaseは、クライアント/サーバ型の「本格的」データベースで、プロフェッショナル版以上に添付されています。特にクライアント/サーバー版に添付されているバージョンは、リモート・マルチユーザ環境をサポートしています。プロフェッショナル版に添付されているものは、「ローカルInterBaseサーバー」と呼ばれ、ローカルマシン上でのみ利用できます。

 

toach.gif (917 バイト) InterBaseの起動

InterBaseはDelphiのフォルダとは別のフォルダにインストールされます。インストールすると、ふつう自動スタートアップするように設定されますが、手動スタートアップするようにインストールしたときは、スタートメニューのInterBase Serverをクリックすることにより起動できます。

 

toach.gif (917 バイト) InterBaseの初期設定

InterBaseをインストール直後、ユーザIDとパスワードはSYSDBAmasterkeyになっています。このパスワードは、管理者のものなので、まずパスワードを変更しましょう。パスワードの変更は次のように行います。

  1. InterBase Server Managerを起動する。
  2. サーバーにログインする。
  3. ダイアログボックスが表示されるので、ユーザ名にSYSDBA、パスワードにmasterkey(インストール直後の場合)を入力して「OK」を押す。
  4. 「タスク/ユーザセキュリティ」メニューを実行する。
  5. SYSDBAを選択し、修正ボタンを押してパスワードを修正する。

 

toach.gif (917 バイト) ユーザを追加するには

SYSDBAは管理者のIDなので、ふつうは別のユーザID(開発者用)を用意しましょう。ユーザの追加は次のように行います。

  1. InterBase Server Managerを起動する。
  2. サーバーにログインする。
  3. ダイアログボックスが表示されるので、ユーザ名にSYSDBA、パスワードにmasterkey(インストール直後の場合)を入力して「OK」を押す。
  4. 「タスク/ユーザセキュリティ」メニューを実行する。
  5. 追加ボタンを押して「ユーザ環境設定」ダイアログを表示させる。
  6. ユーザ名とパスワードを入力して「OK」ボタンを押す。

 

toach.gif (917 バイト) データベースを作るには

データベースを作るにはWindows ISQLを起動します。このツールは、InterBaseにSQL文を発行して制御を行うためのツールです。

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図1 Windows ISQL

 

「ファイル/データベースの作成」メニューを実行すると、「データベースの作成」ダイアログが表示されるので、データベース名とユーザID、パスワードを入力すると新しいデータベースが作成されます。この段階では、データベースは「空」なので、テーブルを作る必要があります。テーブルは、SQL文のCREATE TABLE文によって作ります。これは、上側のペインにSQL文を入力し、CTRL+Enterを入力することにより実行されます。

 

toach.gif (917 バイト) クエリーの実行

InterBaseデータベースの操作は、すべてSQL文で行います。もちろん、Delphiでプログラムを書けばBDE経由での操作もできますが、ISQL(図1)を使う場合にはSQL文を実行します。図2の例は、テーブルCPUにレコードを追加するSQLの例です。

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図2 SQLの入力例