ピクチャーの表示

ピクチャとはビットマップ(.BMP)、アイコン(.ICO)およびメタファイル(.WMF)のことです。Delphiではピクチャを表示するためのコンポーネントとしてImageとPaintBoxが用意されています。このうち、単にピクチャを表示するだけならImageを使います。

この例では、ImageをクリックするとOpenPictureDialogを開いてピクチャを変更できるような簡単なプログラムを作ってみました。フォームのサイズはピクチャに合わせて大きさが変わるようにしてあります。

(注意）大きな画像をOpenPictureDialogでプレビューするとき、遅いパソコンでは、なかなかピクチャが表示されないことがあります。

ソース（青色の部分が記述部分です）

unit Main;

interface

uses
  Windows, Messages, SysUtils, Classes, Graphics, Controls, Forms, Dialogs,
  ExtCtrls, ExtDlgs;

type
  TForm1 = class(TForm)
    Image1: TImage;
    OpenPictureDialog1: TOpenPictureDialog;
    procedure FormCreate(Sender: TObject);
    procedure Image1Click(Sender: TObject);
  private
    { Private 宣言 }
  public
    { Public 宣言 }
  end;

var
  Form1: TForm1;

implementation

{$R *.DFM}

{ フォームが作成されたとき }
procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
begin
    // Image1をフォームの左上へ移動
    Image1.Left := 0;
    Image1.Top := 0;
    // Imageのサイズをピクチャのサイズに合わせる
    Image1.AutoSize := True;
end;


{  Image1をクリックしたとき }
procedure TForm1.Image1Click(Sender: TObject);
begin
    // ピクチャダイアログを開く
    if OpenPictureDialog1.Execute = True then
    begin
        // ピクチャファイルを読み込んで表示
        Image1.Picture.LoadFromFile(OpenPictureDialog1.FileName);
        // フォームの大きさをピクチャのサイズに合わせる
        Form1.ClientWidth := Image1.Width;
        Form1.ClientHeight := Image1.Height;
    end;
end;

end.