【競馬・ボート・競輪】[競馬]阪急杯 ダイアナ、連覇&重賞連勝だ2019年2月19日 紙面から 第1回阪神競馬の開幕週メインは「第63回阪急杯」(GIII・24日・芝1400メートル)。連覇を目指してダイアナヘイローが登場する。前走の阪神Cの勝ちっぷりから、スピード決着は望むところだ。再び名手武豊とのコンビが復活するのも心強い。スピードを生かした走りで、重賞4勝目を目指す。 6歳牝馬ダイアナヘイローが元気いっぱいだ。昨年12月の前走、阪神Cでは11番人気の低評価ながら見事な逃げ切り勝ちを決めた。好スタート後、すんなりハナを奪い、ゴールまでしっかり伸びて、健在ぶりを大きくアピールした。 「ジョッキー(菱田)がうまく乗ってくれたよ。しかも枠順、スタート、道中のラップ、やる気の4拍子がそろっていたね」と、大根田師は笑顔で前走を振り返る。「今回はそんなにうまく行くかな」と、謙遜しながらもまんざらでもない口ぶりだった。 14日に行われた1週前追い切りが絶好だった。栗東CWで、直線強めに追われて7F96秒2-37秒9-12秒0の時計をマークした。ハロー(馬場整地)明けで走りやすい馬場だったとはいえ、全身を使って前へ前へと突き進んでいく。見るからに状態は良さそうだ。 「とてもいい動きだったね。この中間は前走時と同じパターンで調整しているんだ。1週前はCWでしっかり、当週は坂路でしまい伸ばす程度で十分だろう。あとは今の出来をキープしていくだけだよ」と指揮官。愛馬を見つめてニヤリと笑った。 阪急杯は前走の阪神Cと同じ阪神芝1400メートル戦。大根田師は「1400メートルの流れがこの馬に合っているのかな。もちろん今回もスピードを生かす競馬で」と作戦に迷いはない。きっちり勝ち星を重ねて、高松宮記念に駒を進める。 (花岡敦史)
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