キンプリ岩橋玄樹、活動一部再開　「心身ともに快方に向かっています」

　パニック障害の治療に専念するため、昨年１１月から休養していたアイドルグループ「Ｋｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅ」の岩橋玄樹（２２）が、３枚目シングル「君を待ってる」（３月２０日発売）から活動を一部再開する。１７日、ジャニーズ事務所が発表した。

　岩橋は事務所を通じ「皆さまからのご声援を力に、現在、治療や課題に取り組んでおり、心身ともに快方に向かっています」と報告した上で「すべてを元通りのペースに戻すにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、徐々に現場に戻っていく中で、改めて仕事ができる喜びを感じています。今は焦るときではないと、一日一日を大切に過ごしていますので、完全に活動を再開するまでお待ちいただけると幸いです」と呼び掛けた。

　小学生のころに受けたいじめが原因で精神に不安を抱えていた岩橋。昨年５月にＣＤデビューという大きな転機が訪れたことで、心身のバランスを保つことが難しくなる頻度が増し、ドクターストップがかかった。

　岩橋の心身の状態が安定してきたことから、事務所は仕事内容を加味しながら「緩やかに活動を再開させることが岩橋の場合には最適ではないかとの見解を医師よりいただきましたため、一部制限が付く形ではございますが、活動を再開させていただくことといたしました」としている。

　昨年末のＮＨＫ紅白歌合戦への初出場、２カ月間の帝国劇場公演「ジャニーズ　Ｋｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅ　アイランド」への出演はかなわなかったが、他のメンバー５人は「岩橋君の分まで！」と常々エールを送り続けてきた。

　岩橋は「僕がいつでも戻れるように、いつもその場に僕がいるつもりで活動してくれる５人には感謝の気持ちでいっぱいです。５人でＫｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅを守り続けているメンバーの思いに応えるためにも、僕は必ずパニック障害を克服して戻ってきます」と力強く宣言した。

　所属事務所によると、岩橋は１月末から２月上旬にかけて、キンプリの新曲「君を待ってる」のレコーディングとＣＤジャケットやミュージックビデオの撮影に参加した。「やっぱり６人そろってＫｉｎｇ　＆　Ｐｒｉｎｃｅだね！」と、久々に顔をそろえたメンバー６人は喜びを分かち合っていたという。