【芸能・社会】吉本新喜劇にドラえもん!? 笑いの殿堂に渾身のボケで出演2019年2月19日 紙面から
人気アニメキャラクターのドラえもんが18日、大阪市のなんばグランド花月で行われた吉本新喜劇にサプライズ出演し、夢のコラボが実現した。3月1日公開の「映画ドラえもん のび太の月面探査機」(八鍬新之介監督)のPRのため行われたもので、笑いの殿堂に立ったドラえもんは、新喜劇座長の酒井藍(32)らと渾身(こんしん)のボケを披露した。 公演が中盤に差しかかったころ、ドラえもんがのび太とともに舞台に“乱入”すると、観客から「えーっ!!」という驚きの声が上がった。映画の公開日に新喜劇が60周年を迎えるという偶然もあり、国民的喜劇への出演を果たしたドラえもん。映画は月の裏側が舞台でウサギが登場するということもあり、酒井は「ウサギ追いし土管公園!?」という演目を用意。酒井が身長160センチ、100キロ近い体重の“ドラえもん体形”ということもあり、息のあった掛け合いで笑わせた。 ドラえもんが劇団員ふんする悪役撃退に“ひみつ道具”を使わず手でくすぐったり、のび太がドラえもんと間違え、ぽっちゃり体形の酒井に抱きつくなどボケまくった。酒井も定番ギャグ「私、人間ですねん!」で応酬。最後に映画の告知もちゃっかり行い観客にアピールした。 ドラえもんは「僕たちは今回の映画で“月”に冒険に行ったんだけれど、きょうはなんと、なんばグランド花“月”の舞台に立てました! 吉本新喜劇に出られて、ホンマ夢みたいやわぁ!」となぜか関西弁でコメント。酒井はドラえもんたちの演技について「期待を込めて、ドラえもんは45点、のび太君は30点」と座長らしく上から目線の厳しい採点。それでも再共演を「ぜひお願いしたい」と熱望していた。 ◆座長の酒井藍 標準語でゲスト声優酒井が「のび太の月面探査機」にゲスト声優として出演することも発表された。 酒井は声優初挑戦で、ドラえもんたちが訪れるカグヤ星のおばさん“カイア”として登場。八鍬監督は「どことなくキャラクターの容姿が酒井さんと似ていたので、『サカイアイ』の一部をとって『カイア』と名付けました」と明かす。酒井は新喜劇の舞台より「声優の方が緊張した」と言うが、標準語を懸命に練習してアフレコに臨んだという。今後の声優業については「あったら最高」と意欲を見せた。
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