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【格闘技】

ファミマ店員ボクサーの黒田 6年ぶり2度目の世界戦へ

2019年2月19日 紙面から

2度目の世界挑戦が決まった黒田=東京都文京区・日本ボクシングコミッションで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングの川崎新田ジムは18日、東京都内で記者会見し、所属するIBFフライ級4位・黒田雅之(32)が同級王者モルティ・ムザラネ(36)=南アフリカ=に挑戦すると発表した。ムザラネは37勝(25KO)2敗。試合は5月13日、東京・後楽園ホールで行われる。

 黒田は2013年2月、王者・フアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)に判定負けしたWBA同級タイトル戦以来6年ぶり2度目の世界挑戦となるが「ずっと世界王者になる選手との差は何なのかと自問自答してきた。やめようかとも何度も思った。5月13日は、その答えが出ると思う。イメージの中で負けはない。先にぶん殴って倒す。準備はできてます」と意気込んだ。この7年間、WBAバンタム級王者の“モンスター”井上尚(大橋)のスパーリング相手を何度も務めてきた。「彼より怖いものはない」と自信につながっている。

 通算30勝(16KO)7敗3分けの苦労人。ボクシングだけでは食っていけず、自宅近くのファミリーマートで週に5~6日アルバイトとして勤務する。「バイトしているからこそここまで来られたと胸を張って言える。勝っても続けます」。チャンピオンベルトを手にしても“二足のわらじ”を履き続ける。 (藤本敏和)

 

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