講談社の社員で、妻を殺害した罪に問われた男の初公判が東京地裁で始まり、男は「私は妻を殺していません」と起訴内容を否認、弁護側も無罪を主張した。
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講談社の社員で、妻を殺害した罪に問われた男の初公判が東京地裁で始まり、男は無罪を主張した。
講談社の社員・朴鐘顕被告は、2016年に東京・文京区の自宅で妻の佳菜子さんの首を圧迫し、殺害した罪に問われている。
19日の初公判で朴被告は「私は妻を殺していません」と起訴内容を否認、弁護側も「朴さんは佳菜子さんを殺していません。他殺ではなく自殺です」と無罪を主張した。
当時、朴被告は妻の佳菜子さんと4人の子どもの6人家族だった。検察側は、「朴被告は仕事から帰宅後、佳菜子さんから家事・育児の不満などを言われ、突発的に殺意を持って首を圧迫し、窒息死させた」と指摘した。
一方、弁護側は「佳菜子さんは家事・育児などでストレスを抱え、精神的に不安定になる時があった」と当時の状況を説明。「当日は朴被告が帰宅すると、佳菜子さんは包丁を持って『子どもを殺して死ぬ』などと言ったため、子どもを避難させ、様子を見たら、佳菜子さんは階段の手すりにくくったジャケットに首を通して動かなくなっていた」と自殺であったと主張した。
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