【グラニュース】吉田、29歳の誓い トーレス封じ 今オフ新加入 開幕戦で古巣と激突2019年2月18日 紙面から
名古屋グランパスのDF吉田豊が29歳の誕生日を迎えた17日、開幕・鳥栖戦でFWフェルナンドトーレス(34)封じを勝利のカギに挙げた。今オフに鳥栖から加入した吉田は、開幕戦でいきなり古巣と激突。初陣勝利に向け、昨夏から半年間ともにプレーした元スペイン代表に対する徹底マークの必要性を説いた。この日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで練習した。 29歳最初の誓いは“神の子封じ”だ。吉田が鳥栖の主将を務めていた昨年7月に来日したのが、スペイン代表や同国の名門A・マドリードなどで活躍し「エルニーニョ(神の子)」の異名をとったF・トーレス。日々の練習や試合を通じ、吉田はその大きな存在感をひしひしと感じた。 「体も強いし、タメも作れる。セオリー通りにしっかりと1人がアプローチに行って、他の人がカバーをする。フリーにさせるとトーレス以外にも個人の能力で何でもできる選手がいるので、プレスとカバーをはっきりさせたい」 味方であれば頼もしい存在も、敵にすれば大きな脅威になる。昨季は17試合3得点にとどまったF・トーレスだが、準備期間を経た今季はよりチームに適応してくるはず。高い個の能力を発揮させないためにも、常に警戒を怠らないことが必要だと強調した。 移籍後初の公式戦が、かつての本拠地を舞台にした古巣戦。運命的なめぐりあわせにも吉田は「楽しみ」ときっぱり。「(グランパスは)人が流動的に動くサッカーなので、ボールに絡んでという所は間違いなく昨年から変わっている。そういう姿を見せられたらいい」と意気込んだ。
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