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【グラニュース】

菅原、同学年の黄金ルーキーを猛烈意識 レギュラー奪い返して根尾君と対談

2019年2月19日 紙面から

ボール回しをする菅原(右から2番目)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 ライバルは根尾!? 名古屋グランパスのDF菅原由勢(ゆきなり、18)が18日、同学年でプロ野球中日のドラフト1位ルーキー・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=をライバル視していると宣言した。昨季、J1史上2番目の若さで開幕スタメンを果たした金の卵。新加入選手の台頭で開幕スタメンは絶望的な状況でも、名古屋の世代No.1へ、竜のダイヤの原石を意識しながらレギュラー獲りは諦めない。

 競技は違っても、同じアスリートとして動向は気になる。しかも同じ学年ならなおさらだ。菅原が根尾へのライバル宣言の意図を語った。

 「最近、スポーツニュースは根尾君ばっかりです。サッカーは野球に押されっぱなし。だから、根尾君と勝負です」

 昨夏の甲子園の活躍は見ていた。プロ入り後もメディアの扱いが大きいのは当然だろう。それでも相手は右ふくらはぎの肉離れで出遅れている。高校2年でトップチームに昇格して、開幕スタメンをもぎ取った自分の方が実績は上だ。だから負けられない。ただ、プロという同じ土俵にいる今年、菅原の置かれた立場は厳しい。

 華々しいデビューを飾った昨季だが、シーズン途中にチームがFC東京から同じCBの丸山を獲得したことで出番は激減。今季はCBから右SBで勝負すると決めてはいるが、宮原、和泉という強力なライバルがいる。昨年10月のU-19アジア選手権でU-20W杯出場権を獲得する立役者になったとはいえ、安泰ではないのだ。

 「力不足は感じますし、そこ(レギュラーを)取り返しにいかないといけません。選手も増えて、良い選手からいいものを盗みたい。ピッチに立つために自分の武器も求めていきたい」。攻撃参加し、得点能力の高いSBという色を出したい。

 サポーターの応援も力に変える。17日には名古屋市内のサポートタウンでのフラッグ付け替え作業に参加。「今年も頼むよ」「今年も開幕戦出るの?」と生の声に触れてやる気をみなぎらせた。

 

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