【プロ野球】巨人・マルチボーイ吉川尚 前日3安打…また2安打2019年2月18日 紙面から
◇練習試合 DeNA3-1巨人巨人の吉川尚輝内野手(24)が17日、練習試合のDeNA戦(那覇)に「1番・二塁」で先発し、3打数2安打と2日連続の複数安打を記録した。相手失策に付け込む好走塁でチーム唯一の得点も記録。チームの課題だった1番打者に定着しそうな勢いだ。 1、3回とも中堅左へライナー性の単打を飛ばした。「センター返しが基本。しっかり準備をした中で打席に入れている」。前日の韓国サムスン戦で3打数3安打。宮崎では腰痛による別メニュー調整こそあったが、実戦4試合で12打数8安打と打ちまくっている。 昨秋キャンプで原監督のアドバイスを受け、フォロースルーで左手をバットから離す癖を改善。指揮官が「両手をつけてパンといったら、やっぱり良いスイングになる」と言うように、打球に力強さが増した。 俊足と好判断も光った。1回は続く丸の飛球を左翼手が落球するのを見逃さず、一、二塁間のハーフウエーから急加速して三塁を陥れた。「風が吹いているし、何が起きるか分からない。準備もできていたし、良い走塁ができた」。坂本勇の遊ゴロ併殺打の間に先制のホームを踏んだ。 2番以降に丸、坂本勇、岡本とリーグを代表する強打者が並び、「後ろにすごい選手がたくさんいるので、いい意味で思い切っていける」と相乗効果を強調。大学ジャパンで中日・京田と二遊間を組んだドラ1も3年目を迎えた。切り込み隊長となるべく、アピールを続ける。 (小林孝一郎)
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