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【プロ野球】

広島の新上位打線・菊池涼&長野&誠也、早くも機能

2019年2月19日 紙面から

KIA戦の1回、先制3ランを放った広島・鈴木(1)を迎える長野(右)と菊池涼=沖縄市で(飯室逸平撮影)

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◇練習試合 広島8-0KIA

 広島は18日、今年初の対外試合となる韓国・KIAとの練習試合(沖縄市)を行い、いきなり新コンビが機能した。初回に巨人から移籍した3番・長野久義外野手(34)が好機を広げ、4番・鈴木誠也外野手(24)が先制3ランを放った。

 顔ぶれが変わっても、鮮やかにつながった。1回1死から2番・菊池涼が中前打で出塁すると、新たに3番に座った長野は、その初球を逃さなかった。中前への安打であっという間にチャンスを広げた。

 鈴木は4番の仕事だ。カウント2-2から真ん中付近の直球をフルスイング。高く舞い上がった打球は右翼フェンスを越えて芝生に落ちた。「風です。見事な風です。感触も特にいいという感じではなかった。打席的にもいい内容はなかった」。謙遜気味に振り返ったが、背番号1の進化は明らか。東出打撃コーチは「1人レベルが違う。昨年の日本シリーズから2ランクぐらい上がっている」とべた褒めだ。

 現状、今季オーダーはまるで見えない。東出コーチは「決まっているのは4番だけ」と言う。安部、野間、西川も1~3番の候補に挙がる中、長野&鈴木の新3&4番も上々の船出となった。

 昨季まで3番に座った丸はボールを見極めるタイプだったが、長野は初球から積極的にスイングする姿勢を見せている。前任者とスタイルは違うが、4番は問題なしとばかりにうなずく。

 「タイプは違うけど試合をやっていけば大丈夫。長野さんのスタイルを早く頭に入れて、準備を早くしたい」

 4番がけん引した攻撃陣は14安打8得点。新井、丸が抜けても破壊力があるところを示した。

 

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