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消滅危機の方言 富大でパネル展 学生に楽しみ方説明

参加型言語地図について説明する木部暢子副所長=富山大で

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 消滅の危機にある日本各地の方言に関するパネル展示が富山大の中央図書館で開かれている。同館で十四日、国立国語研究所の木部暢子副所長が展示の楽しみ方をレクチャーし、学生ら約五十人が参加した。

 世界でも有数の話者人口を誇る日本語だが、共通語の普及で地域の方言は衰退の一途をたどる。全国の方言の記録保存と復興を目指して、同研究所と富大人文学部が共催した。

 展示をありきたりなものにしたくなかったと木部副所長。「ばんそこう」を出身地ではなんと呼ぶかを尋ねて「キズバン」や「リバテープ」などからシールで選んでもらう参加型言語地図や、「ズーズー弁」と呼ばれる東北の人の話し方をタブレット端末で聞いてクイズに答える展示などを紹介。学生たちに「人が飽きない展示にしてみて」と呼び掛けた。

 展示は一階エントランスホールで十九日まで。 (柘原由紀)

 

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