バフェット太郎です。

米国株の強気相場は最終局面を迎え、いよいよクライマックスへ。米国株一強の時代もあと1~2年かな。FANGブームに熱狂した投資家の姿はもう見かけない。米国経済のリセッション(景気後退)入りで米国株式市場の下落相場が始まろうとしている。
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拙著『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』でバフェット太郎は、投資家たちが仮想通貨とFANGに熱狂する中「仮想通貨は詐欺だ」と批判し「FANG株ブームは必ず終焉する」そして「米国株は19年~20年頃に暴落する」と主張しました。

当時はポジショントークだと笑わたけれど、その後仮想通貨が高値から-80%以上大暴落し、FANG銘柄も軒並み暴落したから、「やっぱりバフェット太郎が正しかったんじゃないか」と怒り狂っています。

だけど、仮想通貨とFANGの未来に賭けた投資家たちが市場から淘汰されて、どこにもいなくなってしまったので、この気持ちのやり場がどこにもない。だからここで言わせて



「ざまぁwww」



さて、みなさんは、投資家界隈で「米国株クラスタは弱気相場の中で消えていくwww」と笑われているのをご存知でしょうか。バフェット太郎はご存知です。

たしかに長期投資家は弱気相場を避けることができないし、含み損の大きさに絶望して狼狽売りしてしまう人もいることを考えれば、あながち間違いではありません。しかし、長期投資家だからと言って、必ずしも弱気相場で含み損を拡大するのを指を咥えて眺める必要はなく、リスクヘッジの手段であるCFD(差金決済取引)を利用すれば、リスクを逓減させることができます。

CFDと聞くとなんだか難しそうだなって思うかもしれないけれど、簡単に言えば資金高率を高めたり、弱気相場でのリスクヘッジに使える便利な金融商品のひとつです。

❖CFD、三つのメリットと使い方

①レバレッジで資金効率を高められる
②「売り」から入れる
③世界中の資産に投資することができる


①CFDはレバレッジで資金効率を高められる

レバレッジ(てこの原理)と聞くと途端に拒否反応を起こす人がいるけれど、それは株式投資を知らない人が株式投資は「ギャンブル」だとか「ねずみ講」だと言っているのと同じくらいナンセンスな話で、経験を積んだ投資家ほど弱気相場でCFDを利用するものです。

ちなみにレバレッジを効かせたCFDの取引例は以下の図のようになります。
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仮に10万円の現金があれば、それを証拠金にして5倍のレバレッジを効かせて50万円の取引ができます。ちなみに、最大レバレッジは証券会社や金融商品によって異なります。たとえば、GMOクリック証券 なら株式は最大で5倍、株価指数なら最大で10倍、コモディティなら最大20倍のレバレッジを効かせることができます。

予め断っておきますけれども、CFDは投資経験のない未熟な投資家が気軽にレバレッジを効かせて投資するものではないので注意してください。CFDはレバレッジを効かせることができるので、人生一発逆転の大勝負に利用されることが度々あって、それがCFDの評判を悪くしています。しかし、正しく利用すれば下落相場のリスクヘッジになることから、経験を積んだ個人投資家たちがCFDを利用しているのも事実です。

たとえば、あなたが手持ちの現金100万円をすべて米国株に投資したとして、仮に米国株が20%暴落すると評価額は-20%の80万円に目減りしてしまいます。

しかし、米国株80万円と現金20万円の計100万円分のポートフォリオをデザインしていれば、たとえ米国株が20%暴落したとしても資産全体の評価額は-16%で済ませることができます。
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このように、投資資金の一部を現金で保有しておくことで分散効果が得られます。しかし、その現金で米国株を「空売り」すれば、下落相場のリスクをさらに逓減することができます。

②CFDは「売り」から入ることができる
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上の図のように、たとえば現金にレバレッジ3倍を効かせたCFDで米国株(ダウ平均株価指数)を空売りすれば、たとえ手持ちの米国株が20%目減りしても、空売りによる利益が上がるので暴落時でも損失を抑えることができます。

また、CFDの空売りはオーバーナイト金利といって、ポジションを一晩持ち越すと金利を受け取ることもできる。(「買い」はその反対で金利を支払う必要があります。)加えて、信用取引や先物取引と違って決済期限というものがないから、いつまでも持ち続けておくことも可能です。(※ただし、空売りポジションは長期で保有すべきではなく、短期的なヘッジとして利用するのが一般的です。)

一応書いておきますけれども、個人投資家の中には下落相場と予想すると、ポジションを全部「売り」から入って、さらにレバレッジを目いっぱい効かせるなんていう投資家がいますが、そういうのは投資ではなくギャンブルなので絶対に止めてください。

リスクヘッジとしての空売りはポートフォリオ全体の20%までとし、レバレッジも慣れるまでは低レバレッジで、そして長期で持ち越すことは止めてください。また、予想外に株価が上昇した場合に備えて、ロスカットの設定も忘れないでください。

たとえば、GMOクリック証券 の「自動ロスカット機能」は銘柄毎の損失額でロスカットできるので、仮に5%で設定すれば、それ以上の損失を避けることができます。


③CFDは世界中の資産に投資することができる

証券会社によって異なりますが、CFDを利用して世界中の資産に投資することができます。たとえば、GMOクリック証券 なら、株価指数CFDとして世界中の株価指数を取引することができますし、商品CFDでは金や原油を取引することもできます。

加えて、株式CFDでは、米国の個別株60銘柄のほか、中国の個別株も取引き可能で、さらにバラエティCFDとして投資家の不安心理を表す恐怖指数「VIX指数」まで取引することができます。

また、取扱銘柄数でいえばサクソバンク証券 が圧倒的で、世界22カ国、34市場、約6000銘柄と豊富です。

このように、CFDはレバレッジをただ効かせるだけでなく、世界中の資産を対象に「売り」からでも入ることができるので、米国株がこれから冬の時代を迎えつつあることを考えれば、個人投資家は投資対象の選択肢のひとつとしてCFDを入れておくべきです。

また、経験の浅い未熟な個人投資家たちも、これからの長い投資人生を考えれば、いずれ利用することになるかもしれないので、慣れる上でも少額から挑戦してみても良いと思います。

米国株式市場がこれから弱気相場入りするからといって、なにも黙って損失を拡大させる必要はありません。「米国株クラスタは弱気相場とともに消えていくwww」と笑うなら笑わせておけばいいのです。あなたには「売り」というリスクヘッジをする方法があるのだから。

グッドラック。

【バフェット太郎オススメのCFD証券会社ランキング】

第1位 GMOクリック証券 ★★★★★
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GMOクリック証券はCFD市場取引高で国内シェア1位の最大手。これは業界で最も狭いスプレッドであることに加えて、「自動ロスカット機能」など、投資家の資産保全の観点からも非常にオススメです。CFDの証券会社に迷ったら、まずはGMOクリック証券で間違いありません。

GMOクリック証券証券の公式サイトはこちら


第2位 サクソバンク証券 ★★★★☆
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デンマークに本社を置く外資系のサクソバンク証券 は、世界22カ国、34市場、約6000銘柄と豊富な取扱銘柄数が魅力的です。スプレッドはGMOクリック証券 に劣るものの、その他のCFD証券会社より狭く、銘柄数も多いことから上級者向けです。

サクソバンク証券の公式サイトはこちら


第3位 DMM.com証券 ★★★☆☆
6
取扱銘柄数は厳選された7銘柄と少ないものの、投資の初心者にとってはむしろそれが選びやすいです。また、取引に応じてポイントが付与され、そのポイントは現金として使えるなどお得なサービスが用意されているのもうれしい。

DMM.com証券の公式サイトはこちら

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