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ヒット作「女囚さそり」秘話 梶芽衣子、オファー最初は断るも…

週刊朝日

梶芽衣子(かじ・めいこ)/1947年、東京都生まれ。65年に日活映画「青い果実」で主演デビュー。映画出演作に「野良猫ロック」シリーズ、「女囚さそり」シリーズ、「わるいやつら」「曽根崎心中」ほか多数。75年「修羅雪姫」などでエールフランス女優賞、78年「曽根崎心中」でブルーリボン賞ほか、95年「鬼平犯科帳」で報知映画賞助演女優賞を受賞。テレビドラマは「寺内貫太郎一家」「剣客商売」ほか多数出演。2018年に初エッセー『真実』(文藝春秋)を発表し話題となる (撮影/写真部・加藤夏子)

梶芽衣子(かじ・めいこ)/1947年、東京都生まれ。65年に日活映画「青い果実」で主演デビュー。映画出演作に「野良猫ロック」シリーズ、「女囚さそり」シリーズ、「わるいやつら」「曽根崎心中」ほか多数。75年「修羅雪姫」などでエールフランス女優賞、78年「曽根崎心中」でブルーリボン賞ほか、95年「鬼平犯科帳」で報知映画賞助演女優賞を受賞。テレビドラマは「寺内貫太郎一家」「剣客商売」ほか多数出演。2018年に初エッセー『真実』(文藝春秋)を発表し話題となる (撮影/写真部・加藤夏子)

梶芽衣子さん (撮影/写真部・加藤夏子)

梶芽衣子さん (撮影/写真部・加藤夏子)

――梶の信条は「媚びない、めげない、挫けない」。梶が映画の中で演じてきた、芯のある女性たちの生きざまを表すような言葉だ。俳優・梶芽衣子の人生は、彼女たちの存在なしには語れない。

 俳優の仕事は化けることです。そこに太田雅子(本名)は存在せず、梶芽衣子として、監督やプロデューサーの望む役柄を演じます。

 そのためには、新聞に毎日目を通し、健康に気を付けて、あらゆる準備を怠らないことが大切。いくら勉強しても、経験を積んでも足りない世界です。努力と同時に、他人の評価を気にせず、生身の正直な自分で勝負しなければなりません。

 何歳になっても、そのときにできることを精一杯やっていくこと。老後のことを考えて、悲観的になっている暇はありません。何歳になっても、「いいじゃない、やってやろうじゃないの!」という気持ちで、これからも生きていきます。

(聞き手/前川亜紀)

週刊朝日  2019年2月22日号


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