8月に愛媛県内で開かれる女子学童軟式野球の全国大会、NPBガールズトーナメント2019に愛知県代表として出場を目指すオール愛知ガールズが始動した。1月のセレクションで選ばれた20選手は4月の県予選突破を目標に掲げ、寒さにめげず練習に励んでいる。
NPBガールズトーナメントは、女子学童選手に活躍の場を与えようと2013年に始まった。オール愛知ガールズは初代女王に輝いた全国屈指の強豪。今年のチームは、1月26日のセレクションで選ばれた20選手(5年生は1人)で構成する。
チームは石井利一監督(64)らの指導で毎週土曜日に活動。3度目の練習だった16日は、名古屋市港区の港北野球場でシートノックや打撃練習などに取り組んだ。石井監督は「投打ともに楽しみな選手が多い」と手応えを話す。所属チームでは男子に交じって活動している選手は、女子だけのチームでの活動に元気はつらつとした様子だ。
全国大会には、4月に行われる県大会で優勝したチームが出場する。佐藤舞奈主将は昨年のオール愛知ガールズに唯一の5年生として選出。所属する石ケ瀬スポーツ少年団(大府市)では、スギモト杯で決勝のマウンドに立ったこともある。全国大会出場へ向け「女子ばかりなので話しやすい。楽しんで野球に集中できます」と先頭に立つ決意を示した。 (高野行正)