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【大リーグ】

イチロー、MLB19年目のキャンプインへ

2019年2月17日 紙面から

キャンプ施設でシーズンに向け始動したマリナーズのイチロー=ピオリアで(社英夫撮影)

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 【ピオリア(米アリゾナ州)小林信行】マリナーズとマイナー契約を結んだイチロー外野手(45)が15日、当地のキャンプ施設で身体検査を受け、軽めに調整した。16日に米球界19年目で初めて、招待選手としてキャンプインする。

 短パンからのぞく脚の筋肉は鍛錬のたまものだ。イチローは身体検査を終えると約50分の自主練習。室内ではインパクトの瞬間に大きく息を吐く独特の呼吸法で約100スイング。フィールドに出るとキャッチボールなどで軽快に動いた。練習の合間には関係者と談笑し、声を上げて笑うなど、表情は明るかった。

 米球界19年目にして初のマイナー契約。招待選手としてメジャー40人枠入りを目指す。この日朝の会見でサービス監督は正中堅手のスミスが自主トレ中に右肘を負傷し、今後は別メニューで調整すると発表。若手有望外野手とともに45歳のベテランの名を挙げて「(オープン戦の)出場機会は多くなるだろう」と話した。

 チームのキャンプイン後に契約した昨年は、5月初めに会長付特別補佐に就任し、試合に出場しなくなった。選手として復帰する今季は、3月20日からアスレチックスとの開幕2連戦が東京ドームであり、日本への凱旋(がいせん)も見込まれる。プロ28年目の新たな挑戦がいよいよ始まる。

 

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