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【プロ野球】

丸、3打席連続適時打! 新生巨人の重量打線けん引

2019年2月17日 紙面から

1回裏無死三塁、右翼線へ先制の適時二塁打を放つ巨人・丸=那覇で(平野皓士朗撮影)

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◇練習試合(16日・那覇) 巨人11-1サムスン

 巨人・丸佳浩外野手(29)がFA移籍後初の対外試合で猛打をさく裂させた。那覇で行われた韓国サムスンとの練習試合に「2番・中堅」で先発出場し、3打席連続適時打。14安打11得点と躍動した重量打線をけん引した。

 新生巨人の打線が、圧倒的な破壊力を披露した。中心的な役割を担ったのが2番にどっしりと座った丸。「3打席ともいろんな球を見逃しながらゾーンに来た球を1球で仕留めることができた」と充実感を漂わせた。

 1回は無死三塁の絶好機。「積極的に振れる球を振っていこうと思った」と初球を右線に先制の適時二塁打。2回無死一、三塁で右前打、3回2死一、二塁では左前打を放ち、計3打点を挙げた。

 2年連続MVPの丸を2番に据える超攻撃型オーダーについて、原監督は「最善策の中でということ」と多くは語らなかったが、明確な意図があった。2番打者でもバントはさせない方向だと本人に伝えた。広島時代に2番の経験もある丸は「クリーンアップにつながる重要なところ」とし、「ヒットを打ってつなげるのがベスト」と言い切った。

 新天地での対外試合初戦で大暴れし、実戦は3試合連続安打。お役御免で途中交代後も室内練習場で約20分間、黙々とマシン打撃をこなした。「より内容のある打席を増やしていければ」と丸。今季、巨人軍史上最強の2番打者が誕生するかもしれない。 (伊藤玄門)

 

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