右肩の炎症が見つかった中日・松坂大輔投手(38)が16日、沖縄県恩納村の宿舎で球団首脳と話し合い、17日に沖縄キャンプを離脱することが決まった。名古屋へ移動し、沖縄キャンプには戻らない。西山球団代表が明かした。
松坂はファンと接触した際に右腕を引かれ、違和感を訴えていた。12日に沖縄県内で受けた検査で炎症がみつかり、診断は2週間のノースロー。開幕は絶望的となっていたが、セカンドオピニオンを求めるため13日に一時離脱して他の施設で検査を受け、この日、再度沖縄入りした。西山代表、与田監督、トレーナーらと話し合いの場を設け、沖縄での診断と同じ結果だったことを報告。名古屋を拠点にリハビリ、トレーニングに励むことで意見が一致した。
取材に応じた西山代表によると、19日にチームドクターの診断で最終的な確認をし、復帰へのスケジュールを立てる。西山代表は「チームとしても本人としても早く復帰できるのが最善。沖縄にいると身動きがとれない」と説明した。炎症さえなくなれば投球再開できるそうだが、離脱は長期に及ぶ可能性もある。