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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]フェブラリーS キッキング幸運の菜七(11)枠

2019年2月16日 紙面から

 吉兆…いや、もはや天啓と言ってもいいだろう。あまたの注目を浴びてきた藤田菜七子のGI初騎乗を前に、人知を超えた力が働いたのかもしれない。コパノキッキングが引き当てたのは、陣営が熱望していた“ナナコの7枠(11番)”。中央競馬史に人馬の名を刻むためのピースがまた一つ、ぴったりと埋まった。

 滞在先の小倉競馬場で枠順を伝え聞いた藤田は「外めの枠がいいと思っていたので、いいところですね」とホッとした様子。「枠順も決まりましたし、これでもっと詰めて考えることができるので、しっかり考えてレースを迎えたい」と、刻々と迫るひのき舞台に向けて気を引き締めた。

 オーナーの“Dr.コパ”こと小林祥晃さんも、ツイッターで「キッキングと菜七子Jは最高の枠番を引き当てました!! 神さまありがとう」と即座に反応した。14年、しんがり人気から戴冠したコパノリッキーもオレンジ帽(7枠13番)。喜びは当然だろう。その後取材に応じ、「前半は後ろから3頭目ぐらいかな。後ろから行く強い馬も何頭かいるので、勝負どころから4角あたりはゴチャつかないように気をつけて。あとは直線外へ出して、どこまで伸びてくれるか」と自ら馬上にいるかのごとく、実戦をシミュレートした。

 JRA女性ジョッキー初のGI騎乗、そして初制覇へ。目いっぱいの追い風を受け、藤田菜七子が決戦の府中へ向かう。

<コパノキッキング> (11)…コパノキッキングは外めの7枠11番。村山師は「大外だと馬の気が抜けてしまうところがあるが、ここなら問題はないと思う」とまずはひと安心の様子。現在重賞2連勝中。「すっかり力をつけているし、この中間も順調なのは何よりだね。馬体もキープできている」と初のGI制覇に前向きだ。

 

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