平田が新バットで実戦志願　練習では上々！快音響かせた

　中日の平田良介外野手（３０）が１５日、読谷球場で１６日にある韓国・ハンファ戦への出場を明言した。材質を変えた新バットの感覚を確かめたい考えで、「早く試合に出たい」と２軍首脳陣に志願した。

　自ら選んだ読谷でのキャンプ。マイペース調整を貫くならば、実戦はまだ先でもいいはずが、平田は違った。２軍の初戦となる１６日のハンファ戦を前に「出ますよ」と宣言。意図をこう続けた。

　「早めに試合に出たかったのでお願いしました。バットが変わって実戦でどういう感覚になるか。練習とはまた違う、気になるところが出てくると思うので、それを確認したい」

　平田のバット。おなじみの「ニンジンカラー」は変わらない。変わったのは材質だ。愛してやまないアオダモ製は木材不足でついに枯渇。今季はメープル製で臨むと決め、練習でも使っている。

　実は昨季も開幕した時はメープルだった。しかし、「何かが違う」とすぐにアオダモに回帰。手元には１０本ほどしかなかったにもかかわらず、シーズンで２本しか折らずに乗り切るとともに、リーグ３位の打率３割２分９厘を記録した。