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【ドラニュース】

ロメロ、穴埋めどころかガル以上 他球団007が警戒

2019年2月16日 紙面から

シート打撃で福田から空振りを奪うロメロ=北谷球場で(小沢徹撮影)

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 中日の新外国人、エンニー・ロメロ投手(28)が15日、沖縄・北谷球場であったシート打撃に初めて登板した。打者7人に対して1安打、2奪三振。最速は151キロを計測し、「ポストガルシア」をアピールし、上々の結果を残した。

 グラウンドには首脳陣、ネット裏からは巨人や阪神など他球団のスコアラーが見守る中、自己最速164キロ左腕・ロメロが実戦形式のシート打撃でベールを脱いだ。

 吉見、山井、ロドリゲスとともにマウンドに上がったロメロ。先頭のビシエドに対しては、2球目の140キロで右飛に打ち取った。続く新人の滝野には左前打を許すと、ここから徐々にギアを上げていった。

 「最初はリズムをつかむために感覚を確かめながら80~85%の力で投げた。それからうまくいきだしたので、最後は100%で投げられた」

 初安打を許してからは完璧に封じた。3番目の打者・福田から最後は149キロ内角直球で見逃し三振。モヤへの初球はこの日最速となる151キロを計測すると、2球目の直球で詰まらせ中飛に。最後の石川駿は148キロで空振り三振に斬って取ってみせた。

 「自分としてはすごくうまくいったと思う。やろうとしていることができたからよかった。低めに集められたことが収穫」と納得の表情だった。

 他球団のスコアラーは今キャンプで初めてブルペン入りした際と同様に警戒感を示した。巨人の中里スコアラーは「左のパワーピッチャーはなかなかいないので厄介ですね。ローテに入ってくる」とうなった。阪神の嶋田宗スコアラーも「イメージとしてはガルシア。ガルシア以上のパワーピッチャー」と語った。

 ロメロに求められるのは、昨季、チームで最多の13勝を挙げながら阪神に流出したガルシアの穴埋め。ガルシア以上となれば申し分なしだ。与田監督は「いろんないい角度のボールがたくさんあった」と印象を語り、役割について「(先発として?)そう考えています」と、ローテ候補として大きな期待をしている。

 

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