「コナン」の東宝vs「相棒」の東映 2大映画会社の給与は?
体感型劇場システム「4DX」など映画館も様変わり。週末ともなると、若いカップルで大盛況です。今回の損得は、ジャパニーズポップカルチャーの旗手でもある映画会社の「東宝」と「東映」の社員待遇を比較してみます。
東宝は1932年、演劇・映画の興行を主たる目的として設立されました。有楽町に本社を置き、映画・演劇の製作・配給や不動産賃貸業を行っています。今年上半期の興行収入1位は同社が配給した「名探偵コナン」の86億円でした。
一方、東映は1949年、劇場用映画を配給する「東京映画配給」会社として設立されました。映画の製作、配給、興行のほか、洋画の買い付けも行っています。映画館は「ティ・ジョイ」を持っており、劇場版「ONE PIECE」「相棒」などのヒット作があります。
前期の連結売上高は東宝が2427億円で、東映の1243億円を2倍ほど上回りました。経常利益についても486億円で、214億円の東映に勝っています。