他にも、某所のブログなどTwitter外でも批判的な書き込みは実際に確認することができますので、その意味であえて批判している人を30人と限定するような形で述べたのは、相手にとって「あなたはマイノリティーである」という圧力をかけているようにも受け取られかねないと危惧した次第です。
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まず最初にお伺いしたいのですが、ラムダさんは過去のツイートで明確に「私に対し批判を行っているアカウント」として数を挙げています。それに関して「炎上中という意見に関しての数」とするのは、いささか意味合いに隔たりがあるように思いますが、その点ご説明ください。pic.twitter.com/pigB42erxC
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さて、そもそも「炎上」とは何でしょうか。炎上というのは何らかの問題が生じた際に、批判的意見が噴出している状態を指し示すものですが、この状態の認識については極めて主観的な評価や判断に基づくものであり、数字で統計化して定義付けする根拠が乏しく、言葉での定義ですら明確ではありません。
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ですので、ある批判者からラムダさんが炎上しているように見えて、ラムダさん自身はそうは感じないというのは、相互の主観的な判断の相違に過ぎず、どちらが正しくてどちらが誤っているということを語ることは極めて困難であると思っています。
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それでもなお、数字を用いて炎上に関する定義を語られるというのであれば、その用いる数字が恣意的ではなくフェアであるかの評価が欠かせません。ラムダさんは今回、批判者の数をTwitterのみ観測対象とするなど、かなり厳しい条件を付けて算出されました。では一方で母数についてはどうでしょうか。
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ラムダさんが主張される4000という母数中にはTwitterのアカウントを所持していない人、あるいは所持していてもROM専のアカウントが含まれます。これに対して比較対象の批判者はTwitterのアクティブなアカウントに限定するというのは、統計的な手法として極めて不適切です。
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さて、以下は文化庁が作成した平成28年度「国語に関する世論調査」です。この13頁目に、炎上に関する調査が掲載されています。 http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h28_chosa_kekka.pdf …
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この調査においては、「炎上」を見かけた時に書き込みや拡散をする人は、全体の2.8%とされています。拡散を含めてさえです。翻って、ラムダさんは批判の書き込みをしている人は1%未満だから炎上ではないとしましたが、拡散を含めた場合、この文化庁の調査データに極めて近い数字に迫ってきます。
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以上のことから、そもそも炎上に関しては主観的判断が多いので数的論拠で語ることは不適切であり、仮に数的論拠で語るにしてもラムダさんの用いた数字は統計的に不適切であり、更に仮に統計的に問題ないとしても、炎上における文化庁の調査と有意な差異は見出しにくいというのが私の結論です。
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