お久しぶりです。
一年ぶりのはてブロを書こうと思ったのは、ただ整理しようと思ったから。
本当は有安さんの復帰の時に何か書こうと思ったけど、4人があのコメントを出したからこそ、想いを封印して、このまま汚いオタクとして消えていこうと思っていた。
でも、こんなに世間に騒がれている今、毎時間ごとに変わるこの気持ちに収拾をつけたいと思った。
今の私の原動力は、怒りとか悲しみとか憤りじゃなくて、呆れだ。
誰のためでもない。自分の呆れの元を辿っていくための記録。
例によって一方的に書いてしまうけど、例によって1オタクの独白だ。
ももクロ好き8年の、汚い1オタクの独白。
この1年間のももクロ4人の活動は、すごかった。
あんなブログを書いた自分を恥じるくらい、最高に楽しかった1年。
(お金は沢山飛んでいったけど)
正直、この10周年をやり遂げてくれた時点で、4人にはいつももクロを辞めると言われても、受け入れることが出来ると思った。
それくらいの覚悟と責任と感謝を忘れない立派な姿を4人は見せてくれた。
アイドルでよかった、ももクロでよかった!応援してきてくれてありがとう!って、
きっとこの10年やめたかったことも逃げたかったこともあるかもしれないのに、それでも沢山沢山私たちに伝えてくれた。
10年間変わらないものがあるという夢を、ちゃんと見せてくれた。
東京ドームでは、既存曲を、今の4人として見せられる形をしっかり用意してきてくれた。
怪盗少女は、4人の名前が連呼され、4人が協力して間奏を盛り上げる曲になった。
Zの誓いは、4人のシンクロを魅せてくれる曲になった。
ゴリパンは、あーりんが、微笑んで、でも揺れる瞳で、でも最後は強い声と心でもって、モノノフの背中を強く押してくれた。
「れに、夏菜子、詩織、あーりん、この場所に連れてきてくれてありがとう」
そう言ったいずみ姉さんの言葉でそれまでの笑顔がくしゃっとなって泣いた4人が愛おしかった。
ももクリ2018のピンキージョーンズでは夏菜子と詩織はなんと後転アクロバットを見せてくれた。一時、体を痛めるからとやめていたパフォーマンスを。
先日の台湾や中国でのライブには、Zeppツアーのような熱量で、しかしあの頃からさらにパワーアップした歌とダンスで見せてくれた。
全員20代で、れにちゃんなんて20代後半になろうというところに、まだここまでまっすぐなライブが出来るなんて、信じられないくらいだった。
そして、なによりこの1年間、
卒業の時も、復帰の時も、
有安さんの背中を押して、彼女を応援することを促したのは4人だった。
4人は、有安さんが幸せになることを望んでいた。
「まずは、すぐそばの笑顔を守りたい。モノノフさん、ごめんなさい」と夏菜子は私たちに頭を下げて謝った。
4人はそれについてこの1年間、本当に本気だった。
4人は前に進むといって本当に覚悟と勇気を持って前に進んで行った。
心ない世間にどんな事を言われても、噂を流されても、言い訳しなかった。
歌とダンスで、その笑顔で、全ての人を安心させてくれた。
有安への恨みごとは言わなかった。
OK任せて、となんでも引き受けてファンの前に立ち続けた。
周りのスタッフが驚愕し、涙し、共演者の意識を変えてしまうほどの責任感がそこにはあった。
すさまじい人たちだと思う。
ただただ尊敬する。
有安さんはそんな環境から離れて、「自由」になった。
彼女念願の「普通」になった。
有安杏果の考える「自由」とは何なんだろう。
やりたいことだけ興味のあることだけやること?
しんどい仕事はしなくていいこと?
次の日の予定が入っていないこと?
体調の悪いときは仕事をやらなくていいこと?
人の気持ちを慮らないこと?
過去に縛られないこと?
人の意見を聞かなくてもいいこと?
両親を無視すること?
好きな男と同棲して好きなように生きること?
お金に困らないこと?
人生の中で幸せな時間がずっと続くこと?
そう思ってるなら、「いち普通の女」としてはっきり言いたい。
貴方は、「普通」じゃない。
それは「普通」じゃなくて、ただの「逃避」だ。
全てを放りだした人。
それが私に見えている有安杏果だ。
有安さんから見た世間の普通の人間は、そんな風に見えているのかなあ。
ファンの女の子なんて、アイドルのライブなんかにきて、彼氏とか友達とか連れてて。
「自由」だなって思うのかもしれない。
私はこんなにやりたくないことが沢山あって苦しいのに、彼氏がいても公表できないのにって。
でも、その人たちは、貴方に見えないところで必ず何かしらの「責任」を果たしている。
きっと皆、どこかで怒られて、どこかで傷ついて、どこかで世間に縛られて、どこかで不自由を感じている。
でもそれが、「普通」だ。
感覚で言えば、ももクロ4人の方が、私には「普通」に見える。
仕事休みには家族と遊び、海外旅行に行き、思いっきり笑って、また次の日入っている仕事を頑張る。
4人の仕事と私の仕事ではあまりにも背負っているものが違いすぎるから、同じなんていったらおこがましいけれど、4人はちゃんと「普通」の感覚を知っている。そう思う。
だからこそ、ファンに寄り添える。
「ももクロライブ行くためにバイトしてて友達と遊べない」という学生に、
「ライブに来てくれるのは嬉しい。けれど今は、友達と沢山遊んでほしい。学生の時間は大事だから。その代わり、私たちが、君が働ける時までずっとライブを続けているから」と詩織が答えた。
他の3人が笑ってうなずいた。
夏菜子が「映画が安いのは学生の時だけだから!!うちら高校卒業したらすぐ大人料金になったんだかんね!超高いの!!」と笑った。
これが、ももクロだ。
誤解のないように言うけど、
お休みの期間は、いくらだって休めばいいと思う。
体や心を壊してまで働く必要はない。そんなことは誰も求めていない。
でも彼女の先日の発表に「私は自由に創作活動する」と書いてあった。
それを許してくれたのが今の彼氏であり、そんな彼が個人事務所の代表であるらしい。
そうだろうな、と思う。
そんな彼女を可愛い可愛いって曇りなく肯定してくれるのは身も心も許した彼氏しかいないだろう。
それも親子ほどの年の差がある独身の彼氏。
しかも心を扱うお医者様。
これ以上ないパートナーだと思う。
それを「幸せ」「自由」と思っている人にとっては。
私はもはや気持ちが4人に向いていて、年末の投稿だとか、1年前自分が卒業を発表した日時のソロでの活動開始報告だとか、明らかに1年前に押さえているだろう箱のライブとか、卒業公演をしてもらった日をスルーしたことだとか、「ああ、そう」という気持ちしかなかった。
だから別に、有安さんに対しての裏切られた気持ちとかは今更沸いてこない。
冒頭でも言ったように、ただ呆れるだけだ。
けど、今回のことは、明らかに不誠実で不可解なことが多い彼女を見て、それでも肯定的に捉えようとしていた4人のファンや有安杏果推しを公言していた人にとって、あまりにもショックなことだったことが分かる。
理解しようと努力していた人にとっても、あまりにも酷い仕打ちだろう。
それを理解しないでただ怒り散らしているだけの人、言動を取り締まろうとする人は共感性のない人だと思う。
そして、彼女と向き合うことから逃げている人だと。
彼女を意志が強い人間だと褒めていた人にとって、
実はずっと後ろで糸を引いて唆していた人間がいたかもしれないことは暗雲を落とす。
彼女がももクロをそれでも愛していると思いたかった人にとって、
大学を卒業してすぐの2017年3月15日の彼女の誕生日に、彼氏が元々持っていた会社を芸能活動用に切り替えていたことは、失望になる。
彼女を心から応援していた4人やモノノフにとって、
彼女がこんな形で世間に晒される結果になったことは絶望になった。
もっと上手く出来たはずだ。
もっともっと上手に持って行けたはずだ。
彼女を信じていたことを、後悔させるような結果にならない方法が沢山あったはずだ。
けれど、8年間、多くのファンに愛されていた。
8年間、4人が信じていた。
8年間、川上さんや理事長、会社に守られていた。
だからこそ、努力が反映された。
どんな時も必ず立ち上がってこられた。
後悔なんてさせない人だった。
だからこそ、表現者として人の心に刺さる音楽が出来た。
彼女のももクロとしての人生の中に、人を動かす力があった。
今の有安杏果さんにできる音楽に、どんな説得力があるだろう。
今の彼女の説く自由に、愛に、希望に、「普通の人」に響く言葉があるだろうか。
奇しくも彼女が選んだのは自分を削って作るアーティストの道だ。誰のせいにも出来ない。
これまでの信頼や愛を全て捨てて、アナーキーなスタイルで行きたいというなら、これ以上のない正解を選び取ったと思う。
けれど、いきなり1000人単位の会場を押さえて、Twitter以外のプロモーションもなしでライブチケットを全て売るつもりの彼女が、その気でいたとは思えない。
言い方は悪いけど、ももクロ時代の客を引っ張る気満々だっただろう。
あまりにも呆れた結末。
本当に?
ももクロの有安杏果の存在はファンタジーとなり、あの日、青空のどこかに消えていってしまったのだろうか?
Twitterでは、「モノノフって恋愛してもいいとか言ってこれかよ」「4人もいずれこうなるよ」と言う声を聞く。
冒頭で述べたような、10年間覚悟と責任を持って仕事をこなし、ファンを愛し続けてくれた4人に、今回と同じような反応が起こると本気で思っているのだろうか?
本当にそう思っているなら、その人は4人の努力を侮辱しているのと同じだ。
いじめ説を無責任に広める外野と変わりない。
有安のケースと4人を一緒に考える人には、何も見えていない。
4人に対して愛がない。そう思う。
ともかく、モノノフは優しすぎた。
愚痴を見つけては飛び出していき、勝手に自治を行い取り締まる。
それが有安さんにとって最大の不幸となったのかもしれない。
同情すべき点だ。
人生で一番多くの人に暖かく愛されたのがももクロ時代になる。
そんな人生でいいの?
有安杏果さん。
顔を隠し、マスクをし、まるで犯罪者のように逃げる、ももクロ時代より不自由な有安杏果さんの動画を見ながら、
初紅白出演後、泣いているところを囲もうとした記者から有安さんを含む4人を身を挺して守った夏菜子のことを考えている。
どこかで、このブログを書いたことを後悔することが来る日を願っている自分が居る。
一年前も自分のモヤモヤを代弁してくれたような気持ちになり、家族(もノフ)で回し読みましたが、今回もスカッと気持ちよく代弁してくれました。
ファン心理として好きの気持ちが前提だと、盲目になってしまう事が沢山あると思います。
ただ社会通念上、人の矢面に立つ人気商売にはそれのルールあると思いますが、全てマイペースさで裏切られた気持ちです。
一人っ子だからと偏見で済ましていいものか、ステージママの被害者なんだよと折り合いをつけるのがいいのか。
確かにchanで料理が出来なかった時、「またママに怒られちゃうよー。ママが何にも教えてないみたいじゃんて。」を聞いた時に、成人した“結婚して困るよ”ではなく、“親のメンツが潰れる”という杏果ママの自己中心な意見にゾッとしたことは否めないが…
ともかく結果的にマイペースモンスターになってしまったのは確かですね。
今回の報道、全体的に釈然としない話ですね。
ありがとう。
文才があってスっと入ってきます。
本当に今色んな人の気持ちが全てここにあると思います