Firefoxの「安全な接続ではありません」のエラーの回避方法!

Firefoxを安全な接続でエラーを回避する方法を紹介しています。ssl証明書の存在やFirefoxのセキュリティポイントなどを理解し、安全な接続で楽しみましょう。正しい使い方をすればセキュリティレベルが高めなFirefoxを安心して利用できます。

Firefoxの「安全な接続ではありません」のエラーの回避方法!のイメージ

目次

  1. 1Firefoxで表示される「安全な接続ではありません」とは
  2. 2Firefoxで「安全な接続ではありません」と表示する原因
  3. 3Firefoxで「安全な接続ではありません」と表示された時の対処法
  4. 4ウイルスソフトの「カスペルスキー」が原因の場合
  5. 5Firefoxはセキュリティレベルが高くて安全!

Firefoxで表示される「安全な接続ではありません」とは

パソコンでインターネットを楽しむ際に必要なブラウザで大きなシェアを占めているのがInternet Explorer(IE)、Firefox、Google Chromeの3つです。その中のFirefoxについて情報を共有しましょう。

代表的ブラウザ

Firefoxは無料でダウンロードできる、Mozilla Foundationが開発しているブラウザです。FireFoxの特徴は拡張機能の追加にあります。カスタマイズを追加できる部分が多く、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズができます。パソコンを長時間使用する方やパソコンのカスタマイズにこだわりをもつ方に人気があるようです。

人気のFirefoxで"安全な接続ではありません"という表示が出てしまい、何らかのエラーやセキュリティーの問題が気になるごいう報告があります。

Firefox接続不可表示

Firefoxで「安全な接続ではありません」と表示する原因

Firefoxの"安全な接続ではありません"という表示の原因や、セキュリティー、ssl証明書との関わりなどを理解し、Firefoxをスムーズに使えるようにしましょう。

FireFoxイメージ

Webサイト側のsslサーバー認証書のエラー

Firefox を利用してウェブサイトを表示させようとする場合、ウェブサイト側のssl証明書の真正性を自動的に確認します。さらにセキュリティー上の問題を回避するためにユーザーのプライバシーを保護する強い暗号方式が使用されているかの自動的なチェックをします。

ssl証明書の正当性がチェックできない場合、または暗号の強度が不十分な場合にはユーザーを保護するセキュリティーの問題やエラーなどを回避できません。その際、Firefox はウェブサイトへの接続を中止し、"安全な接続ではありません"というエラーページを表示します。

Firefoxエラー表示

そもそもssl証明書がない

Firefoxで閲覧しようとしているWebサイトで、そもそもssl証明書がない場合があります。Firefoxはユーザーのセキュリティ面を重視し、不要なエラーなどを回避するためにも"安全な接続ではありません"という警告をします。

禁止イメージ

OCSPの証明書が無効になっている

下記のような表記が出ると、OCSPの証明書が無効になっている可能性があり、"安全な接続ではありません"とFirefoxで表示される場合もあります。

"Invalid OCSP signing certificate in OCSP response.
 (OCSPレスポンスにおけるOCSP署名証明書が無効です。)
エラーコード: SEC_ERROR_OCSP_INVALID_SIGNING_CERT
 (セキュリティエラー・OCSP署名が無効 )
"

無効

Webサイトを表示させる場合、セキュリティー上のエラーを回避するためにssl証明書以外にOCSPのセキュリティがあります。OCSPとは、Online Certificate Status Protocol の略で、通信の安全を保証するデジタル証明書が失効し、無効になっている場合があります。

Firefoxで「安全な接続ではありません」と表示された時の対処法

Firefoxでセキュリティ上のエラーや問題を回避するために、"安全な接続ではありません"と表示されます。その表示がでた場合の対処法を紹介します。

パソコンイメージ

パソコンの日時設定を確認

"この証明書は (日付) まで有効になりません""この証明書は日付 (...) の日まで有効ではありません"という内容に対する修正をパソコンで行います。エラーコードは次の通りです。

"エラーコード: SEC_ERROR_EXPIRED_ISSUER_CERTIFICATE"

時計イメージ

このエラーを回避するには、パソコンの日時設定を確認します。エラーコード内にパソコンで設定されている日時が表示されます。その日時が正確でない場合にこのエラーが出るのです。このエラーはパソコンの日時を正しく設定することで解決できる場合があります。

日時設定を正しく設定することで解決できるエラーは、次の場合も同様です。"この証明書の有効期限は (日付) に切れています""この証明書の有効期限は、日付 (...) に切れています。"

"エラーコード: SEC_ERROR_EXPIRED_CERTIFICATE"の場合もパソコンの日時設定を正確に設定しなおしてみましょう。

FidreFox時間設定

Firefoxのセキュリティ設定を変更する

Firefoxで"安全な接続ではありません"と表示されてしまう場合、セキュリティソフトのブロックを追加設定しなおすことで解決できることがあります。今まで表示できていたWebサイトの場合、Firefoxやセキュリティーソフトの更新などにより、Firefoxの接続をブロックしていることがあります。

このような場合はパソコンのセキュリティプログラムを最新版に更新してから、"信頼されたプログラムのリスト"からFirefoxを削除します。次にFirefox を再度、追加して許可します。パソコンのセキュリティーソフトなどにFirefoxを許可し追加しなおすことで"安全な接続ではありません"という状態を解決できることがあります。

ブロックイメージ

ssl証明書の追加

1.ssl証明書が原因でFirefoxでWebサイトが表示できない場合は、ssl証明書をインポートする方法があります。まず、画面右上にある三本線の"メニュー"をクリックします。

Firefoxメニュー

2.次に画面下の中央あたりにある"オプション"をクリックします。

Firefoxオプション

3.表示される"詳細"メニューから右側にある"証明書を表示"をクリックします。

Firefox証明書表示

4.さまざまなタブの中から"ssl証明書"のタブを選択し、"インポート"をクリックします。

5.表示されるリストがあれば、必要な"ssl証明書ファイル"を選択し、インポートします。これでWebサイトのssl証明書をパソコンに追加できます。

「例外追加」で回避する

1.例外の追加で回避する方法を見てみましょう。Firefoxでコントロールパネルにアクセス http://hspc.flxsrv.jp/cpすると、"安全な接続ができませんでした"と表示されます。その表示の下に"例外として扱うこともできます"という部分があります。そこをクリックします。

セキュリティー

2."例外を追加"のボタンをクリックすると"セキュリティ例外の追加"と表示されます。次に"証明書を取得"という表示をクリックし、証明書状態欄の下にある"次回以降もこの例外を有効にする"にチェックを入れ、さらに"セキュリティ例外を承認"をクリックします。例外設定を利用すると簡単にクリアできます。

ログイン画面が表示されたら、メールアドレスとパスワードを入力して"サインイン"をクリックして完了です。再度"安全な接続ができませんでした"と表示された場合、手順2.→手順3.→手順4.をくりかえしてみます。

ノートパソコンイメージ

ウイルスソフトの「カスペルスキー」が原因の場合

FirefoxでWebサイトが表示されない場合に、ウィルスソフトのカスペルスキーが原因の場合があります。その際の対処方法を見てみましょう。

カスペルスキーロゴ

Firefoxにカスペルスキー証明書情報をインストール

1.エクスプローラなどで"隠しフォルダーの表示を有効にする"をクリックし、C:\ProgramDate\KasperkyLab\AVP1X.0.0\Data\Certにあるファイル"(fake)Kaspersky Anti-Virus Personal Root Certificate.cer"を保存します。保存はデスクトップなどでかまいません。

カスペルスキー証明書

2.普段使用するようにFirefoxを起動します。次に右上にある三本線の"メニュー"→"オプション"とクリックします。

カスペルスキー証明書オプション

3.左側に表示される" プライバシーとセキュリティ"をクリックし、右下にある"証明書を表示"をクリックしていきます。

カスペルスキー証明書表示

4.証明書の表示画面である"証明書マネージャー"から"認証局証明書"→"インポート"と順にクリックします。

カスペルスキー証明書インポート

5.手順2.でデスクトップなどにコピーした"(fake)Kaspersky Anti-Virus Personal Root Certificate.cer"を選択し、"開く"をクリックします。

カスペルスキー証明書ファイル

6.最後に"証明書のインポート"画面が開きます。そこですべての項目にチェックを入れ、"OK"をクリックします。これで設定は終了ですが、この設定を反映させるためにFireFoxを再起動してカスペルスキー証明書情報のインストールが完了します。

カスペルスキー証明書完了

Firefoxはセキュリティレベルが高くて安全!

FireFoxで"安全な接続ではありません"という表示が出て、Webサイトを閲覧できないという状況も解決する方法があります。セキュリティの高さゆえにこのような状況になることがあります。つまり、FireFoxはセキュリティレベルの高いブラウザであり、ユーザーを守る安全性の高いブラウザだといえます。

安全の喜び

さまざまな対処法を知ることで、FireFoxはよりよいブラウザとして選ばれ続ける理由がはっきりします。快適にしかも安全にWebサイトを楽しみましょう。

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