【グラニュース】風間グラが開幕23日アウェー鳥栖戦を支配する 「90分間ボール取られなければいい」2019年2月15日 紙面から
Jリーグは14日、開幕直前イベント「キックオフカンファレンス」を東京都内で開催し、名古屋グランパスの風間八宏監督(57)が23日の開幕戦にアウェーで対戦する鳥栖のルイス・カレーラス監督(46)と対面した。攻めのサッカーを掲げる両監督。ボール支配率が勝利のカギを握りそうだ。 中盤でもみ合う展開か、それとも打ち合いによる点取り合戦か。今季の戦い方を占うとも思われる開幕戦を前に、風間監督はいつものスタイルを崩さなかった。 「まだ(開幕へ向けて自分の中では)盛り上がってないよ。今は頭の整理と体のコンディションを整えているところ。うちのサッカーはどんどん速くなっている。自分たちのやっているサッカーで、自分たちが戸惑っちゃいけない。開幕してからもどんどん速くなる。いつもチームは変わっていくものですから」と泰然自若。開幕戦を「34試合分の1」と考えている。 一方のカレーラス監督は前のめりだ。「私は特別な一戦だと思っている。自分たちがやってきたことが試される」。今季から指揮を執る新監督は現役時代、スペインの名門・バルセロナでプレー。同国内のクラブで監督経験を積んで来日した。 昨季の得点王だったジョー対策も練っていて「しっかりマークする。ジョーがボールを持つということは、パスが出るということ。前の動きから研究する」とした。 ただ、開幕戦の位置づけは両監督ともに違えど、ボール支配率へのこだわりはともに強い。風間監督はタイキャンプで「90分間ボールを取られなければいい。そうすれば、世界で唯一のクラブになれる」と選手に語りかけた。敵将も「保持することが大事だ。ボールがあるか、ないか。それでサッカーが変わる。しっかり守って、しっかり攻めたい」とコメント。昨季の堅守速攻からの変革を断行している。
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