【プロ野球】楽天・オコエ、ついに覚醒の時! 脳トレ効果でチーム1号2019年2月15日 紙面から
楽天のチーム1号は14日、阪神との練習試合(宜野座)で、4年目の飛躍を誓うオコエ瑠偉外野手(21)のバットから飛び出した。途中出場で8回1死の第2打席、1ストライクからの2球目、内角高めのストレートを振り切ると、打球は高く放物線を描いて、左翼席中段に飛び込んだ。 「いい角度で上がったし、打球速度も行っていたので、打った瞬間に行くと思った」と納得顔。それでも、「真っすぐだったから練習通りに打てたけど、1打席目はスラーブのようなスライダーのような変化球を打てなかったのは反省しないと」と、6回先頭での遊飛にこだわりをみせた。 これまでは身体能力や感覚に頼った打撃で、ルーキーから3年間、レギュラーをつかみきれなかった。今オフは動作解析の専門家の元で『脳トレ』を敢行。行き先は「言いません」とヒミツだが、「安打になりやすい『バレルゾーン』へのアプローチを勉強してきた」。バレルゾーンとは、打球速度と打球角度の組み合わせで、メジャーで流行している打球理論。 「オフにやってきたこと。続けて行きたい」と、理論武装したセンスの塊が外野の一角を狙う。 (竹村和佳子)
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