根尾、マシン打撃で“プロ１号”　６１スイング中３本柵越え

　ようやく出た！　右ふくらはぎの肉離れから復帰を目指している中日のドラフト１位・根尾昂内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が１４日、読谷球場で４度目となる屋外での打撃練習を行い、プロ初を含む３本の柵越え弾を披露した。

　この日の２４スイング目。マシンの球を根尾の鋭いスイングがとらえた。美しい放物線を描いた打球が右翼の芝生席へ。屋外での打撃練習を開始して４日目、計１３７スイング目で“プロ１号”が飛び出した。さらに今度は北野コンディショニング担当の投球を２本、スタンドに運んだ。６１スイングで計３本の柵越え。「（入ったことは）分かってはいました。しっかり振ることを心掛けました」と汗を拭った。

　だが、実力はこんなものではない。石井２軍打撃コーチは「体はほぐれてきたけど、外に来ると力みがあるね。屋内で打ってるときはもっとすごいよ」とさらなる猛打に期待を寄せる。第３クール初日はダッシュ以外はほぼフルメニュー。根尾も「体の調子も上がっています」とうなずく。