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【ドラニュース】

笠原、ロッテ打線3回4K無失点 開幕投手最有力間違いなし

2019年2月15日 紙面から

先発し、3イニングを無失点に抑えた笠原=北谷球場で(今泉慶太撮影)

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 あえて自らに課題を与え、結果を残した。今季初めて対外試合のマウンドに立った笠原は、先発して3イニングを無失点。「内容的にはあまりよくなかった」と4安打を浴びたことを反省しながらも、自身初となる大役に向けてアピールした。

 初回は注目のルーキー・藤原と2番の菅野を2者連続三振に仕留めた。3回は右前打と左前打で1死一、二塁のピンチを招いたが、4番・井上を三直に、続く新外国人のバルガスを直球で右飛に打ち取った。結果的にピンチを乗り越えてスコアボードに「0」を3つ並べたが、実は伝家の宝刀といえるチェンジアップを少なくしていた。

 「ずっとチェンジアップを投げていると決め球に使えなくなる」。この日は“宝刀”に頼るのではなく、昨オフから磨いている直球やカットボール、カーブを駆使した。結果を残さなければいけない立場とはいえ、3年目の飛躍に向けて試行錯誤を続けていたのだ。

 本人の評価とは裏腹に首脳陣からは好評価の言葉が並んだ。阿波野1軍投手コーチは「いつもブルペンでは安定しているけど、そのボールは出せたんじゃないかな」。与田監督も「ボールカウントが悪くなっていたけど、その後で修正できていた」とうなずいた。

 昨季のチーム勝ち頭のガルシアが阪神に移籍し、“本命不在”とも言われる今季の開幕投手。現時点では松坂と並ぶ6勝を挙げた笠原が最有力候補なのは間違いない。与田監督は開幕を任せる条件として「しっかりと準備をできた人。1年間、ローテを守れる人」の2点を要求している。

 

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