ここから本文です

民族学級について。

wer********さん

2016/12/114:16:54

民族学級について。

最近ふと小学校時代の話を大学の友人とすることがあって驚いたことがありました。それは、東京出身の友人の小学校・中学校に「民族学級(外国人が自国の文化に触れる特別な教室のこと)」が無かったということです。僕の通ってた小学校(大阪市内の小学校2つ)と、中学校(大阪市内)には、この民族学級があり、毎年ある文化発表会(生徒たちが作った作品を展示したり、劇をしたりする行事の事)ではその民族学級の生徒たちが中国(朝鮮? どっちかわからない。とりあえず中国っぽい。ハングルを使ってたけどなんか中国っぽい見た目だったから地理的に中間な場所。おそらく北朝鮮?)の音楽を披露していました。なんと、東京の小学校・中学校にはそれがないらしいのです。
東京といえば、日本の中心で、日本の標準と呼べる地です。東京にあるものは大体全国どこにでも(中濃ソースや濃口ソースやちくわぶなど、知名度は低くても)あります。故に東京に民族学級がないのなら、この民族学級というものは地方限定の習慣ではないのかな? と思ったのです。
ではここで本題を。

1.あなたの小学校・中学校に民族学級はありましたか? また、あなたの小学校・中学校はどこでしたか?

もしあったのなら、
2.朝鮮以外の文化の民族学級はありましたか?

民族学級の本来の目的からして、韓国以外にもブラジル(茨城とかは帰ってきた日本人とブラジル人のハーフの日系ブラジル人が多いと聞きます)の民族学級や、中国の民族学級、更には最近増えつつあるアラブ人の民族学級などがあってもおかしくないはずです。僕の中学校には結構朝鮮人以外の外国人も多かったのですが、何故か朝鮮の民族学級しかありませんでした。それが当時の僕の目には朝鮮以外の民族への差別と写り、不快でした。

最後に、
3.民族学級についてどう思いますか?

みなさんの意見をお待ちしております。

補足因みに僕は小学校から大学まで全て公立です。大学だけは兵庫の西端にあります。実をいうと、高校にも民族学級とまではいかないものの、ハングルの貼り紙がドアに貼られている教室がありました。しかし、僕の母校の大学では「大学」という特殊な教育機関だからでしょうか? それとも、「理学部」という理系に特化した分野だからでしょうか? 民族学級のようなものはなく、第二外国語も中国語・ドイツ語・フランス語であり、韓国成分皆無です。ここから考えるに、大阪府という地方自治体は民族学級で韓国を韓国を推しているものの、兵庫県という地方自治体はそこまで韓国推ししていないようです。兵庫県は、オーストラリアの西部と提携しており、大学でもオーストラリアの西部の主要都市、パースとの交換留学生制度があります。実際にカーティン大学の教授がこちらまできて講義して下さったこともありました。なら、兵庫県に民族学級的なものがあるのならやはりオーストラリアに関するものなのでしょうか?

閲覧数:
704
回答数:
1

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

jia********さん

2016/12/114:48:54

関西で外国人のための小中学校の日本語学級を担当していました。ですので,勤めていた学校の,でいいですかね。

1.まず,「民族学級」について。
民族学級は「外国人一般のための特別クラス」ではありません。つまり「民族学級」と「外国人の取り出し授業」は別の制度です。「民族学級」とは,在日朝鮮人・韓国人を対象とした特別学級の制度です。つまり,国内問題としての言語的文化的マイノリティの対策として設けられたため,他の外国人に適用されないのです。ただ,在日3世4世と世代を重ねるにつれて意義が薄れますから,一種の「時限政策」として行われていたと記憶しています。名称は「民族学級」となっていないところもあります。うちの学校は「外国人教室」でした(これは一部地域で使われていた行政用語としての「外国人」(在日朝鮮人韓国人)です)。

2.一方,たくさんのブラジル人を雇っているヤマハのある,浜松には,ブラジル人子女のための学級をもつ小中学校などがありますし,私は中国人子女のための取り出し授業(日本語や学科を,週数回,授業時間中に別室で教える)をやっていました。そのほか地域によって,特に外国人が多く住む地域では,何らかの対応を行っています。これらは(行政用語としては)「民族学級」とは呼びません。こうした外国人向け特別クラスは私が勤めていた90年初頭あたりまでは結構珍しい取り組みでしたが,今は当たり前にやっています。たとえば,京都大学の周辺の小学校では,様々な国からくる研究者の子女が入学するため,複数の民族の混成日本語授業があります。アラブ系は直接見聞きしたことはありませんが,やはり東京の某有名私学の近所の小学校で,毎年数名ずつの受け入れがあるために,取り出し授業を行っているそうです。

3.どこの国のどういう人たちについて,義務教育で手当てをすべきか,という問題は,簡単に「需要に応じて」とは行かないのも確かです。たとえば中国語の話せる日本人や日本語の話せる中国人はたくさんいますが,ベルベル語を話せる日本人や日本在住○年で日本語ペラペラのベルベル人は,それよりずっと少ないでしょうから,仮にベルベル人の小学生が大挙して日本に来て,バラバラな地域に住まれたら「外国人対応」できるかどうか微妙なところです。あえてクラスを設けず,日本人との摩擦を通して,お互いに成長するように図る,という学校も見るようになっています。「民族学級」自体は,ほとんど死語(制度的には終わっている)ものですが,逆に在日外国人子女の教育という問題はむしろこれから重要になってくる話ですので,一つのやり方に収斂していくのではなく,各学校であれこれと試してみるのがいいかと思います。その一つとして,「民族学級」のような外国人を文化圏ごとに取り出して授業を行う,という制度があってもいいんじゃないかとは思います。

質問した人からのコメント

2016/12/5 02:05:05

1.民族学級とは在日韓国人の生徒専用の学級だったのですか!? 驚きました……

2.なるほど。特別対処すべき外国人がいる場所では、自治体や学校がそれ相応の対応をしているのですね。1.だけきいていると韓国人優遇の制度だと勘違いしてしまいそうになりますが、韓国人が多かったから韓国人に配慮するような対応をしていただけなのですね。

3.ご意見ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる