ラグビーマガジンに、今シーズンで引退するトヨタの赤沼源太選手のインタビューが載っていた。東京のスクール出身で、小柄なCTBながら、地道なタックルと、パスと間合いで抜いていくという持ち味が、個人的にはとても好きな選手だった。このスタイルは、朽木選手を継承するスタイルだ。派手なヘッドキャップを被っていて、スタンドからでも一目で分かった。そういえば、同じメーカーのヘッドキャップをうちの息子も被っていたなあ。こういう選手は、小柄な子供たちの見本になると思っていたので、引退はとても残念だ。社業専念との事で、いずれ指導者としての活躍を願いたい。 そういえば、札幌にいたときのスクールのOBで今春、早大に進学する選手がいる。高校代表候補にも選ばれた彼に、私は痛い目に合っている。札幌を転勤で離れる直前、秋の最後の練習(北海道は外でプレーできる期間が早く終わる)に、中学の卒業生と、コーチ陣で卒業試合を行ったときのことだ。ボールを持って抜けてくる彼に、私はタックルにいったものの、見事にかわされ撃沈。おまけに、伸びた時に両足をつって行動不能に。。少々、地面にうずくまった後、何とかプレーを続けたが、帰りの車の運転が大変だった。マニュアルのシトロエンのクラッチを切るのが辛い。。それ以来、車でラグビーに出かけるときは何かあったらいけないと感じ始めて、東京に戻ってからは、別の理由もあったのだが、車で出かけなくなった。帰り運転できなかったら大変だし、マニュアルの旧車は運転するのが大変だ。余談だが、彼のお母さんは、練習で、よく低学年の子供たちと試合をしてくれた。うちの次男もよく、お世話になった。「うわー、ダンプが来た!(何と失礼な呼び方だろうか)」と子ども達が叫んでいた。久我山から早稲田に進む選手の中には、北中野中出身の選手もいるようで、これもまた楽しみだ。 写真は、私ではなく、ちゃんとタックルしている長男。昨年度秋に行われたマイクロソフトカップのブロック決勝にて。彼の小学生時代のベストプレーだと思う。相手にインターセプトされた、次にその選手をすぐに潰して、チームメイトがジャッカルするのにつなげたプレー。フローターになって、スペースを埋めて、忠実にサポートする、彼のスタイルが非常によく出た。 チーム紹介の写真で、0.5平方センチぐらい長男の写真が載っている、その大会が紹介された時のラグビーマガジンは私の宝物である。 |