トヨタ自動車ラグビー部 10年の歴史を振り返る Vol.2
1998~1999
監督-田村誠 主将-大原勝治 副将-石井龍司
新人-スチュアートハービー・菅原大志・遠藤正俊・室伏祐基・奥野徹朗・福島孝之・足立稔幸
春の愛知県ラグビー祭に母校の東山高校がやってきたが、愛知選抜に完敗する。。。
この年はトヨタにとって大きな年となる。
関西リーグでは神戸とまたもや同点に終わったが優勝する。
そして全国大会。準決勝で東芝を圧倒し決勝へ。決勝の相手は何度も対戦してきているサントリー。
勝野大の先制トライで始まり、後半21対20の1点リードで迎えた後半33分。
サントリーSO伊藤のキックをFL石井がチャージ。こぼれ球をWTB仙波が拾って前進。
ラックからパスを受けたSO廣瀬がステップを切りゲインしCTB朽木にラストパス。
サントリーを突き放した。
1点差に迫られるものの、12年ぶりの社会人王者。さあもう一つ。
しかし日本選手権準決勝で神戸に敗れる。
1999~2000
監督-田村誠 主将-大原勝治 副将-石井龍司
新人-豊山・高柳・リチャードコベントリー・岡本宗太・鷲谷正直・エロルブレイン・難波英樹・蠣崎竜太
スーパー12からエロル・ブレインとリチャード・コベントリーが加入する。
第4回W杯。現FWコーチのFL石井龍司が滑り込みセーフで切符を手にする。
関西リーグは神戸製鋼との最終戦で優勝が決まる。そして神戸へ移動する試合前日深夜、悲劇が起こる。。。
試合前のホテルでのミーティング。大原主将の「仙波に比べたら全然痛くない!死ぬ気でタックルいけ!」
初めて神戸戦のメンバーに入り、かつてない緊張をしていたが、その言葉で吹っ切れた。
試合が出来ることに感謝。
空から扇いでくれたのか、薬師寺大輔のPGがことごとく外れ、終始神戸をリード。12年ぶりに神戸製鋼から勝利を挙げる。
こんなときは必ず日本一にならなければならない。
しかし、またもやあと一歩のところで日本一を逃す。
2000~2001
監督-田村誠 主将-廣瀬佳司 副将-菅原大志
新人-岩間保彦・七戸昌宏・池田篤人・小泉利治・三木亮平・横倉彰
とうとう同期が入ってきた。
春、横浜のYC&ACセブンで、廃部が決まった伊勢丹に決勝で敗れた。その頃神戸では関西セブンが行われていた。
そこへトヨタ自動車セブンBチームも参加した。久々の土のグランド。ビフテキだらけ。
予選でなんと六甲クラブに負けてしまう。。。
プレートトーナメントでは龍谷大、同志社大を破ってとりあえず優勝。セブンなんてやったことなく、恥をかきました。。。
そして秋。日本のラグビーファンにとっては夢のような試合が秩父宮で行われた。
10月28日。ワラビーズ対プレジデントXV。プレジデントXVにトヨタから岩間・勝野・オトがメンバー入り。オトの負傷退場で勝野登場。
昨年のW杯で優勝したバリバリのBK陣にスコスコタックルに入った。すごかった!
そして翌週の11月3日。オールブラックス対パシフィック・バーバリアンズ。オールブラックスには後にトヨタへ入るティアティア。
バーバリアンズにはコベントリーと後にトヨタへ入るロミがメンバー入り。
まさかAB'sを日本で見れるとは思っても見なかったので、現実を目の前にし、僕は少年に戻りました。
マーシャル・マーテンズ・スペンサー・ウマガ・ロムー。ベストメンバーで来てくれた事に感謝します。
一方トヨタは関西リーグで3連覇を果たし、全国大会へ。
雪のサニックス戦。京都宝ヶ池への凱旋でいっちょトリちゃんの成長ぶりでも見せたるか!と思ったが、結構危ない試合展開で
出場させてもらえず。。。寂しく実家へ帰った。。。
またもやタイトルは関西のみとなった。
locus Vol.2