------------------------------------------------------------------------------------- かりしろ秋子さん by クラザメ ------------------------------------------------------------------------------------- 「じゃあ名雪をよろしく頼みます」 「はい、いってらっしゃい、祐一さん」 靴を履き、立ち上がる祐一さん。 私は、とびきりの笑顔を祐一さんにみせて、 さらには素早く祐一さんの頬へ唇を触れさせてます。 朝の風物詩、いってらっしゃいのキスです。 「あ、秋子さんっ」 「ふふ、気をつけてくださいね」 「い、いって来ます」 赤くなった顔を見せない様に、 祐一さんは素早く出て行ってしまいます。 男性に対して、 こんな事を言うのは、いけないかもしれませんが、可愛いですね。 「ふふ、祐一さん♪」 「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥お母さん」 思わず唇に手をやり、その余韻に浸っていると、 背後から声を掛けられました。 まだパジャマ姿の名雪です。 「おはよう名雪。 祐一さんは先に行ってしまいましたよ? それでも遅刻寸前なんだから、貴方も早く着替えて走らないと‥‥」 「だって祐一が起こしてくれないんだもの」 「それは名雪を起こしていると、遅刻なってしまうからでしょ?」 「祐一が起こしてくれれば、すぐに起きるよ!」 「すぐって‥‥どれくらいかしら?」 「一時間くらいで‥‥‥‥‥って、そ、そうじゃなくて! お母さん、祐一にいちゃいちゃし過ぎるよ!!」 むくれる名雪。 どうやら、祐一さんとの甘い朝の一時を見ていたみたいですね。 名雪は遅刻しそうなのに、ぶちぶちと拗ね始めます。 それはそれは祐一さんとの余韻が冷めてしまう無粋さでした。 ここは、ひとつ――――――――。 「名雪」 「なに?」 「あなたには、そろそろ真実を話す時が来たようですね」 「真実?」 「そう、祐一さんと私がいちゃいちゃするのは、至極当然の事なんです」 「な、なんで‥‥?」 「それは‥‥‥‥‥‥」 「それは?」 「あなたのお父さんは祐一さんなんですっ!」 「は?」 「つまり、私と祐一さんはそういう関係であり、法律上の夫婦にはなれませんが、 家庭内という私的な場所では、夫婦と振る舞うのは当たり前なんです」 「ゆ、祐一が、私のお父さん?‥‥‥‥‥じょ、冗談だよね?」 「いいえ、まぎれも無い真実です」 「う、嘘(大汗)」 名雪は、顎が外れそうな位に驚いています。 無理もありません、いままで父親のことは殆ど話していませんでしたから。 「名雪、ちゃんと説明するから良く聞くのよ」 「う、うん‥‥‥」 「あれはまだ、私が駆け出しの泥棒だった頃です」 「ど、泥棒っ?! お、お母さん、泥棒が職業だったの?」 「それは企業秘密ですよ」 「企業秘密でも泥棒は良くない気がするけど(汗)」 「まあ、それはそれとして、 馬鹿をして粋がった挙げ句に、私はゴ○ト札に手を出してしまったのです」 「ゴ、ゴ○ト札ってあのゴ○ト札っ?!」 「そう歴史の裏、動乱の影にいつも現れる正体不明な闇の偽札です。 サイドスリー、ジ○ンの独立にも関わり、 高校とは思えない魁!男○の生徒達の資金源と言われ、 ギルガ○スとバララ○トの百年戦争を齎し、 人類補完計画を画策したゼ○レも裏で操ったそうです。 水道橋の地下闘技場の建設資金をまかない、 そして、あのマ○クベの壷も、この偽札で買われたとの噂」 「な、なんだか分からないけど、凄いね」 「ええ、かなり凄いの、なにしろブラックホールな偽札だから」 「ブラックホール?」 納谷さんに失礼な名雪の惚けた声。 ここは、緊迫の場面なのに駄目ですね。 まあ、言っても分からないでしょうから先に進めます。 「手を出したら、二度と出て来られないからです」 「こ、怖いね。 お母さんはどうだったの?」 「ゴ○ト札を作っている城、 カリオスト○伯爵の城に忍び込んだまでは良かったのですが、 ケチョンケチョンにやられて逃げ出すのが精一杯でした。 ある屋敷の庭に逃げ込んだのですが、怪我でもう動けません。 そこで男の子に見付かってしまうのです。 それこそが熱い運命の出逢いでした――――――――――」 そう、目を閉じれば、 たった今し方の様に浮かんでくる、大切な昔日。 ◆ 「くうぅ‥‥‥っっ」 上半身を隠すのがやっとの、小さな潅木の根元に背をあずける私。 遠くからは、探索の声が聞こえてくる気がします。 仮にそれが恐怖からの幻聴だとしても、もっと遠くに逃げるべきなのは確かです。 ですが、身体の方が限界でした。 これ以上は一歩も動かないとばかりに、四肢から力が失せてしまう。 「あっ?!」 そんな折、息を飲む人影がありました。 木の葉の影から透かして見ると、すぐ近くに男の子が居ました。 その子は、私を見付けて驚き、硬直してます。 黒尽くめの格好は、どう見ても怪しく、 この子が誰かに知らせに行くのは明らかでしょう。 いえ、もう踵を返して、その子は走って行ってしまいました。 こちらこそ逃げるべきでも、 接近に気が付かないほど消耗している私では、もう何も出来ません。 年貢の納め時でしょう。 諦めが全身を支配し、私は捕縛の手が迫るのをただ待つだけ。 やがて下草が踏まれる音が近付いて来ました。 認めたくないものですね、若さ故の過ちは‥‥‥‥‥。 それでも最後の瞬間を確かめたかったのは、私の泥棒としての意地だったかもしれません。 「え‥‥?」 しかし、やって来た人物を見て、私は驚きました。 そこ居たのは、私を見付けた男の子がただ一人だけ、他には誰もいない。 しかも、その子は水を満たしたコップが握られてます。 「お、お水‥‥‥」 ああ、私を心配して持って来てくれたのですか。 状況を忘れて、私の胸は熱くなりました。 「あ、あの‥‥」 震える手で差し出されるコップ。 間近で見る男の子の顔は、恐ろしさと緊張で強張っていましたが、 将来の精悍さを予想させる、なかなかの素敵なもの。 しかも、幼さが実に宜しいと思われました(赤) 女心を、遊び球無しの三球三振。 もう直球ど真ん中です。 「ありがとう‥‥‥でも、お水をくれるのならば、こうしないと駄目よ」 「え?‥‥‥あ、お、お姉ちゃん、な、なにを‥‥ん、んぅ?!」 私は受け取ったコップの水を、素早く口に含むと、 少女の様に可憐な唇を奪います。 そして驚き、為す術も無い男の子のを舌で開かせて、 自分の口から水を送り込んでしまいます。 「っっ?!!!」 呆然とする男の子、でも溢れる水は飲まなくてはならない。 「んぁ‥‥‥あ、あぅんっ」 愛しさを禁じ得ない吐息と共に、男の子が全ての水を嚥下すると、 今度は私の唾液を送り込みます。 勿論舌は、男の子の小さなそれに目一杯絡め付けてます。 さらには男の子の首の後ろに手を回し、情熱を込めた口づけへと移行です。 内頬、舌、歯茎に喉の方まで、狭い口内を万遍なく舐め回し、 男の子の口どころか、自分の方にまで溢れるくらいに唾液を滴らせる。 口づけと言うよりは口戯です。 「あふぅっ‥‥‥‥お、お姉ちゃん?」 数分間、口を重ね合ってから、ようやく解放すると、 男の子は真っ赤になって、でも何処かとろんとした顔になってます。 母性本能を擽られる表情で、とっても良いです。 見ているだけで、股間が熱くなり、胸がどきどきとします。 「お水、美味しかったわ。 あなたのお名前は?」 「ゆ、祐一」 「祐一君ね‥‥ありがとう」 私、何だか変です。 可愛い祐一君を、キスで翻弄していた筈なのに、 祐一君と口にするだけで、下腹部の中心が火照るのが分かります。 じっとりと熱を帯び、私のそこが開いてしまう。 そして、胎内から粘々した物が、ゆっくりと下ってくる感覚。 酩酊するような、躰の芯から妖しいものが這い出すような、 今まで感じたことのない、初めて経験する興奮でした。 「あの‥‥‥具合良くなった?」 祐一君に訊ねられ、表面上は平静を装いながらも、 私から理性が消えて行ってしまいます。 だから私は、自分でも予想もしなかった事を返してしまいました。 「まだ駄目みたい。 でも、祐一君のお水を飲めば治るわ」 「僕の‥‥お水?」 「そう‥‥‥ここから出るお水よ」 「え?! そ、それってオシッコだよ!!」 半ズボンの上から、そこを擦ると祐一さんは、びっくりします。 まだ何の意味かも分からないですね。 「祐一君は、まだ知らないけれど、ここからは違うものも出るのよ。 それが私を元気にしてくれるの」 「本当なの? お姉ちゃん、元気になる?」 「ええ、そうよ‥‥‥」 ふふ、だってもう元気になっているもの。 でも祐一君が悪いのよ? 私を狂わせるから、その責任をとってもらわないと。 でも、祐一君も愛してあげますね。 「じっとしててね」 「う、うん‥‥」 ズボンを脱がせ、ブリーフの合間から取り出す祐一君のもの♪ それは私にとって、それは初めて見る男性でした。 指を二本合わせた程の太さで、緩やかな曲線で構成された白い強張り。 可愛さと逞しさが同居していて、 見ているだけで、激しく高鳴る心臓が胸から飛び出しそうです。 「ねえ、どうすれば出るの?」 「これを擦ったり握ったりして、祐一君が気持ち良くなれば出るのよ」 「どんな風に? 分からないよ」 「いいの、私がしてあげる」 しかし、私も何しろ初めて―――誰がなんと言おうが、初めてなんですっ!―――の体験、 どうすれば良いのかは、知識でしか知りません。 ええと、先ずは指で扱くんですよね? 輪を作る感じですか? 「んっ‥‥お、お姉ちゃん?」 「あ‥‥大丈夫よ、任せてね」 ぎこちなく触わる強張り。 とっても柔らかく、まるで耳朶の感触です。 壊れ物みたいで、扱くにしても大丈夫なのか心配になるくらい。 それでも祐一君に募る愛しさが、女の本能を呼び起こしました。 「あ、あぁんっ?!」 肌に染み込む祐一君の火照りに、私の指は自然に動き出しました。 滑らかに祐一君のものを上下させ始める。 最初は皮だけを動かし、実から外すみたく静かに。 そして次第に肉棒自体を扱いて行く。 「な、なんだか‥‥ふぁ‥‥お腹の下が熱いみたい」 局部を触わられ緊張していた祐一君の声が、段々と艶やかになる。 手の中の強張りも、それと分かるくらいに熱くなり、硬くなる。 祐一君、私の手で感じてくれています。 何だか切ないくらいに嬉しいです。 「お姉ちゃん、何だか変だよ‥‥‥あ、あぅっ‥‥!!」 「ゆ、祐一君――――」 祐一君は目を閉じ、顔を真っ赤にしています。 情欲と表現するのには、あまりにも初々しいです。 でも戸惑いながら、本能的に更なる快感を求めて腰が振られている。 とてもいやらしく、そして食べてしまいたい可愛さ。 私の合わせ目が、とぷりと音を立てて開いてしまいました。 ああ、お汁が流れてる。 仕事用の黒いタイツの股間が酷く生温かく、 胸の突起が痛い位に痼り、布地を押し上げている。 腹部に秘められた女の器官が、妖靡に蠢いてしまうのが止まりません。 血液自体が発熱しているみたいな興奮に、頭が真っ白です。 「お、お姉ちゃん、ぼ、僕‥‥オシッコしたいみたい‥う、うんっ!」 ひくひくと手の中の祐一君が脈打つ。 もっと快楽をよこせと強請っているみたい。 ぼうっとした私の女も、そうするのが当たり前と感じさせる。 幼い強張りに、もっともっと快感を注ぎ込みたいと渇望していました。 もう、それだけで頭が一杯です。 祐一君を導いてあげなくてはいけないのに、私の方こそ行為に溺れています。 「祐一君」 「ひゃあぁっ‥‥‥‥‥‥お、お姉ちゃんっっ?!」 私は幼い強張りを、躊躇いなく口に含んでました。 茹でたての腸詰めみたいに熱く、張りがあって瑞々しい祐一君。 初めて口にしたけれど、美味この上ないです。 いえ祐一君のだから、私はそう感じているんでしょう。 祐一君の男性は、私をどうしようもなく淫らにする。 「そ、そんな駄目だよ‥‥お姉ちゃん、舐めたら‥あぅっ‥‥き、汚いよっ!」 「ううん、祐一君のは奇麗よ。 だから私の口で気持ち良くなってね」 「お、お姉ちゃん、駄目だよぅ~」 手でするよりも、ずっと大きな刺激に祐一君は今にも倒れそうになってます。 強張りも、また少し大きくなったみたい。 「んふ‥‥祐一君の匂いがするわ」 青草に似た匂いが膜となって、鼻の粘膜に張り付く感じ。 とっても濃い性臭です。 でも、うっとりとするような刺激的な匂いでした。 馨しい香水を嗅ぐ時の様に、その素晴らしさに陶酔してしまう。 鼻から直に頭へ染み込み、度数の高いお酒に漬されている様です。 不快ではなく、その正反対の心地。 私は堪らなくなって、祐一君を吸い立てました。 「お、お姉ちゃんっ!」 祐一君の躰が弾けて震える。 引かれる腰を逃がさず、私は祐一君の股間に顔を埋めた。 息をするのも惜しい。 唇を密着させて、ひたすら吸引しました。 頬と舌が痛くなる位に激しくすると、一層濃くなる祐一君の匂い。 それが嬉しくて私の口内は、どんどん強くなる。 「はうぅう‥‥‥!」 祐一君が啜り泣いて、腰を痙攣させる。 未知の口戯に蕩けているんですね。 ますます愛しさが込み上げて来ます。 それに自分の官能の昂ぶりも押さえ切れない。 私の行為は、どんどんエスカレートしました。 「っっ?!」 まだ被っている皮を舌で外すと、 祐一君は声も出せずに、仰け反ってしまう。 「はふぅ~‥‥あ、ああ、お姉ちゃんの舌がっ」 初めて剥き出しになった先端、私は丁寧に唾液を塗して舐め上げます。 まだまだ段差の小さな張り出しを舌で一周して、その幹を唇で扱く。 それまでとは違った味と匂いが、口内に加わりました。 汗を濃縮したみたいな具合です。 その元を確かめるように、私の舌は動き回る。 一度なぞった道を辿って行く。 すると、祐一君の強張りを半周したあたりでした。 「あ、あぅで、出ちゃう‥‥‥‥あ、あんっ!」 祐一君の躰がしなり、硬直する。 その最中、これまではとは段違いに濃密な香りが口の中に広がりました。 未体験の感覚に、祐一君は耐えられず気をやったみたいです。 自分がどんな状態なのかも分からずに、びゅくりと吐き出される青い精。 私は舌でそれを受け、先端を含みつつ我知らずに吸い立てていました。 初穂の味は鮮烈な青臭さがあり、甘露な感じさえします。 「‥‥‥あん、美味しい」 粘液が喉を滑り、そして胃にたまる感触。 ふうと息を吐くと、祐一君の匂いが鼻を抜けて行く。 初めて精を躰に受け入れた実感。 それも祐一君の初めてのを‥‥‥‥。 「あっ‥‥ゆ、祐一くぅんっ」 甘美な事実に、背筋をぞくりと快感が這い登り、 私も蕩けるような絶頂を体験していました。 ただ幼い強張りを愛撫し、口内に精を零されただけで、です。 自分で慰めるのの何倍も濃い、子宮が溶けてしまう恍惚感。 「はあ‥‥‥良い味」 口内の残り香。 舌に余韻としてある祐一君の感触。 それが私の女陰を疼かせた。 いつになく分泌した粘液が、ショーツを越え、 黒のタイツをものともせず流れ出している。 「お、お姉ちゃん‥‥僕、しちゃったの?」 「ううん、出したのは女――――いえ、私の飲ませる為のものなの。 ほら、気持ち良くなって出たでしょう?」 「うん」 「あれがいくと言う事で、祐一君の気持ち良さが、私にも伝わるのよ。 だから元気にもなるし‥‥‥」 「お姉ちゃんも?」 「ふふ、そう。 私もいっちゃったわ、祐一君のせいよ。 でも、ここで止めたら駄目」 「え?」 「お口から飲ませるだけでなく、 他にも飲ませないといけない部分があるの」 「他にも?」 「そう良く見ててね」 祐一君の前でお尻をつき、私は立てた膝を開く。 股間を露わにし、その潤っている合わせ目を、指でタイツの上から示しました。 ちなみに、お尻やら胸やら股座やら、他にも色々あるんですけれど、 それはまた後ほどにしましょう。 「ここよ」 「ここ?」 「ここに祐一君のを挿入れる穴があるの」 軽く男女の交合について解説します。 細部は、ぼかしたつもりでも、かなり恥ずかしい。 でも、何だか自分を曝け出す様で、おかしな気分です。 「じゃあ、実際に見せてあげるわね」 「う、うん」 一頻り教えれば、次は実物。 秘部を自ら明かす事に、倒錯した心地を味わいながら、 私はタイツのクロッチ部を引き裂いた。 生々しい音が官能を煽り、残った下着をずらす手が震える。 「お姉ちゃん、毛が生えてる。 それに赤いお肉が開いてるよ?」 「そ、そうなの、このお肉に祐一君が入る穴があるの」 「え、どこに?」 「んっ‥‥祐一君が触わって探してみて」 左右の陰唇をくつろげ、自身の秘孔を見せる。 恥ずかしい雫が、ぽたりぽたりと零れて落ちる。 「わあ」 はう、祐一君の視線が突き刺さってる。 自慰よりも感じてしまう。 恐る恐る近付く指先を、待つのがとってもどきどきする。 「ふ、ふぁああ~~~っ!」 「あったかいんだ」 ちょんと指が触わっただけで、花弁から激快が迸る。 胸とお尻が、きゅんと引き締まってしまいました。 予想だにしない悦びです。 「お姉ちゃん、気持ち良いの?」 「え、ええ、とっても気持ち良いわ。 ゆ、祐一君‥‥‥あひっ‥‥と、とてもお上手よ」 声が上擦ってしまう。 説明なのに、気を許すと連続して気をやってしまうそうです。 「僕、上手なの?」 「んうぅっ‥‥あ、そ、そうよ」 気を好くした指先が、私を弄る。 にちゃにちゃと粘液質の音がする度に、いってしまえと女が甘疼きする。 でも、祐一君を直に感じる方が、もっと凄い筈。 それに我慢すれば、快感は強い。 だから私は、白濁しそうな意識を保ち、 祐一君の指先を目的地へと先導する。 「きゃうぅ‥‥‥も、もっと下、そ、そこは違うの‥‥ひぃん?!」 「でも穴があるみたいだよ?」 「あ、あは、べ、別の穴なのぅ!」 「う、うん‥‥‥もっと下だね」 祐一君の好奇心が、私の肉唇を隅々まで捲り、 女の泉を活性化させて、しとどに股間を濡らしてしまう。 私も腰に力が入らず、余計な方向に指を滑らせる。 欲情が花芯を慰める動きをして、邪魔もします。 「そ、そこよ、祐一君」 「ほんとだ‥‥‥穴があいてる」 それで随分と時間が掛かりましたが、 何とか蜜孔を示せました。 お蔭で私の花弁も祐一君の指も、腺液塗れになりましたけれど。 「ここに祐一君が来るの。 そしてさっきの気持ちの良いお汁を中に出すのよ」 「で、でも、小さいよ? 僕が入るのかな?」 秘孔への挿入が、半信半疑の祐一君。 「ちゃんと広がるから大丈夫。 試しに指を入れてみて‥‥‥‥‥やゃあん!」 「ほ、ほんとだ、どんどん入っちゃう」 「そ、そうよ奥まで入るから、も、もっとよ、祐一君っ!!」 異物感が堪らない悦楽です。 粘膜に擦れる指が、私を内側から揺さぶって来る。 指ですが、祐一君といま結合してるのです。 胸の奥から、得も言われぬ充足感が湧いて、桃色の吐息となって唇から溢れ出ました。 「あ、何だか動いた」 「ひゃうぅん?!」 い、いやです。 祐一君の指が、ちょっと動いただけで、私果ててしまいました。 「まだ動いてる」 「い、いひっ‥‥やぅ、ゆ、ゆういち‥‥ふはぁっ!」 内壁が締まると、より指を実感して悦楽が昂まる。 火照る粘膜は快感の魔窟となって、私を指の虜にします。 私は自分の秘裂を切れそうに指で開き、 祐一君がより奥まで挿入れてくれるようにしてしまう。 何度か快楽の波に洗われて、漸く落ち着けるようになると、 私の秘所は、満潮になった海辺の如く様変わりしていました。 祐一君は、興味津々と泥濘切った花弁を眺めてます。 「お姉ちゃんの穴から、何か出てきたね」 「はあ、はあ‥‥‥‥‥え、ええ、それはね」 勿論、それは恥ずかしい悦びの女汁。 流石に女の快感原理を説明するのは憚られます。 で、でも‥‥‥さっきも恥ずかしいのが良かったし、 事細かに聞いてもらいましょうかしら? しかし、祐一君は聡明でした。 私が迷っている内に、自分で回答を見付けてしまいます。 「分かった! お姉ちゃんも気持ち良いと出るんだ。 それなら、これを飲んだら僕も元気になるね」 「あ、舐めちゃ駄目っ!」 止めるよりも早く、祐一君は空いている指で粘液を掬い、 子供の無邪気さで口にしてしまいました。 「うぅん‥‥‥‥しょっぱいヨーグルト?」 「は、はう」 飲まれてしまいました、私の愛液。 しかも、あまり嬉しくない味の感想まで――――――――か、顔から火が吹きそう(赤) 「でも美味しいね」 「ゆ、祐一君」 笑顔を見せてくれる祐一君、私は歓喜に飲み込まれました。 「祐一君っ!」 「あぅ‥‥お、お姉ちゃん?!」 伝説の脱衣跳躍で、私は祐一君に覆い被さっていました。 着たままの行為は、これも後でレクチャーします。 もう止まりません、祐一君の初めてを奪い、 初めて男性の精を中に受けるまで終われない。 そうしなければ、発情した私の女体は鎮まらないんです。 だって、タイツにちょっと肌が擦れるのも気持ち良い程なんですから。 いえ、本当は祐一君に翻弄されそうなのです。 無意識に、私を虜にして支配しつつある祐一君、 このままでは初めてをする前に私、気絶してもおかしくありません。 そうなったら駄目です。 意識を失った私を犯すように―――と言う素敵な状況は無いでしょう。 祐一君、幼いですから絶対に放置プレイです(汗) ですから先ずは主菜ですね。 客観的には危ないお姉さんなんですけど、そんなの湖に投げ捨ててしまいます! 「さあ祐一君、私の中に入るのよ」 「む、胸‥‥大きい」 「きゃんっ‥‥‥あ、あふぅ?! ま、待って胸は入れてからにしてぇ~!」 や、やはり祐一君は凄いです。 右の乳首を吸うと同時に、左を指でくりくりされちゃいました。 お尻が窄まって、どうしようもなく果てそうでしたが、何とか耐えました。 「胸は一段落ついたら、祐一君の好きにさせてあげるからね(汗)」 太腿で祐一君を挟んで固定し、手首も押えました。 これで何とかなるでしょう。 「い、行くわね、祐一君」 「う、うん」 いよいよです。 初めて男性を迎え入れる瞬間。 乙女を祐一君に破られて、私は本当の女へとなるんです。 「はぅ‥‥く、くあぁん!」 強張りが淫花を割って入り口に当たる。 ぬるぬると先端が穴を押し広げる。 「あ‥‥入ってく」 「ふはぁっ‥‥あぁ――――」 先ずは先端の膨らみが埋没しました。 すると一旦挿入は楽になり、最後の障壁に阻まれる。 「んぁあっ」 なお腰を落とすと、私の内部に痛みが生じる。 傷を抉られるような鋭痛です。 でも、ぞくぞくとしてしまいます。 痛みでこんな気分になるのは生れて初めてですが、躰中の皮膚が勝手に蠢くみたい。 被虐とは違うけれど、何故だかもっと痛みが欲しくて仕方ないんです。 ですから私は、引き攣る内部の感触を愉しみ、ゆっくりと自身の破瓜を味わいます。 じりじりと膜が裂け、痛感を全神経に行き渡らせるように。 「ひぁあっ!!」 「あふぅ、お、お姉ちゃんの中にぜんぶ入っちゃった」 そして密着する祐一君と私の陰部。 ああ、強張りが遂に乙女の膜を破り貫けたんです。 「お姉ちゃんの中、手よりも口よりも、ずっと熱いよ」 「祐一君のも熱いわ、火傷しそうなくらい。 それにとっても気持ち良いの」 「僕も同じ。 またお汁が出そうだよ」 「ふふ、動くともっと良いのよ」 「そうなの?」 「やってみるわね」 そろそろと腰を上げる。 裂かれた場所が沁みるけれど、祐一君のに摩擦される悦びが上でした。 抜け出る寸前まで行き、また腰を下ろす時には快感に圧倒される程。 「き、気持ちいいよ」 「わ、私もよ‥‥くぅうんっ!」 一往復しただけなのに凄いです。 二人とも深く感じている。 祐一君は顔を真っ赤にして荒い息を吐き、 私も心臓が破裂しそうでした。 「も、もっと‥‥う、動いてよ」 「え、ええ、す、すぐに‥‥あんっ!」 抜けそうな腰を叱咤し、二度目の往復。 快楽は更に高まり、私の奥から淫らな淫水が溢れ出す。 「きゃうぅっ‥‥ゆ、祐一君っ」 足腰がきかなくなり、戻りは殆ど落下した感じでした。 そのぶつかる秘裂からは電撃の快感、 微かに残る痛みと混じり、蕩ける心地に躰が痙攣してしまう。 それは弱まることなく躰に反響して、どこまでも昂ぶって行く。 まるで躰中の性感神経を無数の羽根で擽られているみたいです。 あまりの快楽に舌を噛んでしまいそう。 「はぅ‥‥こ、こんな‥‥初めてなのに、わ、私っ」 「お姉ちゃんっ‥‥‥はぅんっ‥‥‥も、もう少しゆっくり動いてよぅ」 「ああ、ごめんなさい‥‥で、でも、駄目なの‥‥腰が止まらないわ」 腰が砕けそうなのに悦楽につられ貧欲な私の腰は、激しく上下してます。 濡れ雑巾を叩くのと、蜂蜜を掻き混ぜるのを一緒にしたみたいな卑猥な音をさせて。 「あぅっ‥‥硬い‥‥ふぁ‥祐一君のが硬いのぉ~~!」 外で愛撫していたのより遥かに硬度を増した祐一君。 それだけでなく立派に反り返り、抜き差しする毎に中の違う部分を突いてくれる。 襞を覆う粘液など、ものともせずに柔らかい肉を擦ってます。 「あん中が灼けるぅ‥‥‥くひぃんっ!」 口唇から涎が垂れちゃいました。 いえ、それだけでなく躰のいやらしい穴全てから粘った汁が吹き出しています。 下に居る祐一君へシャワーを浴びせているみたい。 「お姉ちゃんのってガムテープで出来てるみたい。 はふ‥‥濡れてるのに、ぼ、僕の‥お姉ちゃんにくっ付かれてるもん」 「い、いやぁ‥‥」 自分の淫蕩さ加減を指摘されたみたい。 でも確かにお腹の中では、接着剤を捏ねている様な音が響いています。 「あぁんっ!」 酷く恥ずかしくて、身を捩った拍子に草叢で擦れる肉芽、 私は更なる痴態を晒してしまう。 全てが白濁した極上の性悦へと繋がってました。 派手に躰を上下させ、腰を打ちつけ、ゆさゆさ乳房を揺らし、 私は祐一君との交合に耽溺する。 躰は快感に支配され、心は祐一君に隷属して行く。 私は女の階段を祐一君に登らされ、どんどん彼の色に染まりつつありました。 「お姉ちゃん!」 「ひゃぅっ‥祐一君」 何時しか私は背中に伸し掛かる祐一君に、四つん這いで貫かれています。 年端もいかない、それこそ私の半分程の祐一君に、背後からされているんです。 淫らにも私は、それに甘んじ歓喜をもって腰を振りたくっている。 ひくひくする祐一君の強張りと、ぬるぬる締め付ける私の亀裂。 「ゆ、祐一くぅんっ‥‥あ、あぁ、そう良いのぉ! ああ、奥まで来てっ‥‥‥うぅんっ‥‥祐一君ので私を滅茶苦茶にしてぇ!!」 初めてとは信じてもらえない位に乱れ、 股間を濡らし甲高い嬌声で祐一君に強請ってます。 「逞しいので私の穴を穿って‥‥びちょびちょのお汁を掻き出して欲しいの」 「うん、お姉ちゃんの穴、気持ち良いからね」 「ん‥‥‥はぅ、ざらざらした部分が‥‥んっ‥‥と、とってもいいの」 「あ、僕も擦れて、ここ‥‥いいよぅ!」 自然に見付けた内側の敏感な点が、二人の行為を狂乱へと導く。 祐一君と協力して、陰陽の器官が最も擦れて性感を得るように腰を前後させてしまう。 大きく反った祐一君のが激しく抽送され、 私の秘所からは、泥土を長靴で歩く様な音が、絶え間なく上がっている。 「くぅん‥‥‥お姉ちゃんのお尻が当たってる」 祐一君は這った私の腿を鷲掴みして、 奥へ奥へと肉の切っ先を進めようとする。 太腿に食い込む爪の痛みが良く、 お尻の肉を叩かれる感じが秘芯を限りなく熱くさせる。 私は指を咥えて快感に耽ってしまう。 汗と腺液の匂い、肉同士のぶつかる音、どれもが卑猥の極みでした。 「お姉ちゃんとのここ、すごい水浸し」 「祐一君が良くしてくれるから‥‥‥ふあぁ、い、いくらでもお汁が溢れちゃうの」 欣喜の大海に祐一君と二人だけで漂っていて、 このまま永遠に、この肉の悦びが続く―――私はそう願っていました。 「あ、あれ?」 そんな折、汗で滑った祐一君の手が、 偶然にも陰核へと行き当たってしまう。 「あひぁっ?!」 そこは完全に勃起し、鞘から剥き出しになっていて、 結果、祐一君の手で強く摩擦された。 「ひぎぃっ?!」 針で刺されたみたいな衝撃。 一瞬、花芯が潰れてしまったかと思いました。 ふやけていた躰が硬直し、 中でも最も強張るのは、祐一君を咥え込んだ濡れた花弁。 「あぅうっ‥‥‥ぼ、僕の千切れちゃうよぅ」 あまりの締め付けに、祐一君が悲鳴を上げる。 でも中の肉棒は、最大の快感を得て脈動しています。 先端が膨れるのが、はっきりと感じられました。 祐一君の精が、私の中に撒き散らされる初めての瞬間です。 「で、でるぅうっ!!!」 「んっ‥‥ゆ、祐一君っ」 祐一君が、内側で弾けました。 媚肉を掻き分け、祐一君の切っ先が何度も振り上げられる。 その度に煮え滾った粘塊が、私の内壁を激しく叩く。 「はうぅ‥‥い、いっぱい‥‥あ、あん、あ、あふれちゃう?!」 う、嘘、ぜんぜん止まらないです。 お口に出されたのよりも明らかに大量の精。 子宮が内側から圧迫され、下腹部が明らかに膨らんで見える程です。 「ひ、いくぅぅぅぅぅっっ!!!」 収縮していた女を逆に拡張されて、 私の快感は最高に弾けて跳んで、絶頂へと一気に突入しました。 躰が燃える。 砂漠に放り出されたみたいに息すら灼熱して、意識が遠退く。 でもそれは、とてつもなく甘美でした。 意識を手放せば、すぐにでも暗闇に包まれそうなぎりぎりの快楽境界。 「あふ―――――――――――」 やがて細い糸が切れて、私は欣喜に果てていました。 汗でぬめる背中で、祐一君の重みに幸福を感じながら‥‥‥‥‥。 「ね、ねえ‥‥お姉ちゃん」 暫く息を整えていると、はにかんだ祐一君の声。 そこはかとなく熱情を帯びた声です。 何となく分かっていますが、訊ねてみます。 「何かしら?」 「僕‥‥‥‥‥もっと、お姉ちゃんを元気にしたい」 祐一君が、上目使いにお強請りです。 それ、悩殺確実な仕草です(赤) 「了承!」 私、一秒で了承していました。 ◆ 「そして、その子の指には、天使の人形があったのです」 「そ、それって、私が直した奇跡の天使?」 「ええ、つまりこの祐一君とは、あの祐一さんの事なんです」 「で、でもでも、お母さん、私と祐一とは、同い年だよ? クラス同じなのに、それじゃ計算が合わないよ!」 動揺しつつも名雪の反論。 それは、はじめから承知してます。 「違います。 名雪は間違えています」 「え?」 「名雪、あなたは飛び級しているから祐一さんと同じクラスですけど、本当は年下なのよ。 ほら、良く考えてみると、生まれてからまだそんなに時間が経った気がしないでしょ?」 「そ、そう言われてみれば、そんな気も‥‥‥‥」 「それにドズ○とキシリ○姉弟だって姉が二十四歳で弟が二十八歳、 なぜだか姉の方が年下なのよ?」 「そっか、世の中は広いから、不思議な事も沢山だよね。 自分がそうだとは思わなかったけど‥‥」 「‥‥‥‥‥‥」 愕然とする名雪。 納得しちゃうのは、居眠りばかりしていて、 普通の人より活動時間の密度が薄いだけだとは気付かない様です。 我が娘ながら将来が不安になりますが、こっちの方が面白いし、 都合も良いので、これはこれで放って置きましょうか♪ (終了) -------------------------------------------------------------------------------------- あとがき 元ネタは言わずと知れた名作。 恐れ多くも、こんなバカ話に使ってしまいました(汗) しかし祐一が停滞する体質ならば、なんの問題もなく計算があいますね。 と言う事で、これが真実(笑) |