指原とはいったい何者だろうか?
彼女はAKBの歴史を語る上で絶対に疎かに出来ないメンバーでもある。
そして熱狂的に支持する人々と異常に憎悪する人々を
大量に生み出してきてしまったのは指原の特質がゆえ。。。
総選挙というAKBをメジャーに押し上げたイベントを
最大限に利用して伸し上がったのが指原だと思う。
そんな彼女の躍進の裏で暗躍したのは
指原を崇拝し熱狂的に支持したネットの支配者達。
彼らは指原の躍進に乗っかることで色々な世界が壊れていく様を
自己と同期する形で経験しその革命に酔いしれたわけだ。
そうそれはまさに革命ごっこだった。。。
普通の革命はそんな生ぬるいものではない。
ベルサイユの薔薇で美化されているフランス革命も
その裏では何百万の民衆の犠牲の上に達成されたもの。
だが指原とそのファン達が仕掛けた革命はそれとは違う。
あくまでエンタメの範疇の中でゲーム性を帯びた
ある種革命ごっこという遊びを楽しむ人々。
その期待に応えAKBという大きな帝国を根底から
破壊して塗り替えてしまった指原という存在を想う。
今巷を騒がせ収拾の目処が立たないNGTの件を
恋愛禁止という観点から厳しく非難する人もいる。
特にそれがファンとの関係であれば余計に
アイドルという存在への懐疑にも繋がる事態。。。
今回の件は事件性も帯びていることから
過去のスキャンダルとは比較にならないだろう。
だがふと考えるとファンと密かに繋がり
その批判を一身に浴びたのは指原が最初だった。
そこからのHKT移籍という秋元氏のウルトラQの采配と
指原自身の開き直りの活躍で異例の復活を遂げた。
いまやタレントとしての地位も確立している
彼女の躍進の原点はそんな喧騒の中にあったわけだ。
本来は恋愛禁止を破りファンと繋がっていた指原が
なぜかその後に急速に躍進して唯一無二なった。
この事が許せないファンもいまだにいると思う。
だが普段恋愛禁止に厳格なファンの中でさえ
指原にはある種寛容になってしまう雰囲気すらある。
それは彼女が結果を出してしまったから。。。
しかも恋チュンというAKBの歴史上類を見ない
ヒット曲を生み出した功労者という評価まで付いて。
でもその裏側では指原を熱狂的に支持する支持者達が
ネットを縦横無尽に駆け巡り実行した巧みな工作があった。
それが結果として多くのアンチから指原を守ることになり
彼女の躍進を長年に渡り支えてきた原動力になった。
その辺りを自分なりに考察していきたいと思う。
同時にAKBの中に大きなイデオロギーの対立を生み出し
その象徴になった指原と麻友の対立構造に触れたい。
全盛期にあれほど最強だったAKBというアイドルグループが
どのように内部から瓦解して弱体化していったのか?
そこには指原の支持者達の巧みなアイドル論に対する
ロジックと情報戦争の仕掛けがあったのは間違いない。
ネットを支配するものが情報を制する。。。
それをまさに実行に移した合理主義集団の暗躍を語る。
以上