| 【サッカー】パリSG、ローマが先勝2019年2月14日 紙面から 
 ◇欧州CL決勝トーナメント1回戦【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は12日、ローマなどでベスト16による決勝トーナメント1回戦が始まって2試合が行われ、昨季4強のローマ(イタリア)と3季ぶりの準々決勝進出を目指すパリ・サンジェルマン(フランス)が先勝した。パリSGはFWエムバペの得点などでマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に敵地で2-0と快勝。ローマは19歳のMFザニオロが後半に2得点し、本拠地でポルト(ポルトガル)に2-1で競り勝った。 両カードの第2戦は3月6日に行われる。 PSGは後半、怒濤(どとう)の攻めで相手を押し込むと、同13分、元マンUのMFディマリアが敵地ファンからブーイングを浴びながら右CKを蹴った。 これに合わせ、フランス代表の新鋭、23歳のキンペンベがファーサイドへ走り込み、左足でシュート。価値ある先制弾を生み出したセンターバックは「後半、相手が少しリラックスしているなと感じた。だから僕たちに得点機が巡って来た。(先制点を決め)夢を見ているようだ。正直、まだ信じられない」と興奮気味に振り返った。 主力FWのネイマールとカバニをけがで欠き、ホームのマンUが圧倒的有利と言われた一戦でPSGがリード。スタジアムの大多数を占めたマンUファンは静まり返り、ほんの一角を占めたPSGの約3000人のファンだけが歓喜した。 勢いづいたPSGはその7分後、再びディマリアからの絶妙クロスにエムバペが走り込んで2点目。試合の行方をほぼ決めた。 PSGのトゥヘル監督は「後半、選手たちはよくやった。おめでとうと言いたい」と言いつつ「まだハーフタイム。パリで第2戦が待っている」と気を引き締めた。 
 
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