アンチという言葉はネット社会に急速に浸透して
今や市民権を得たような言葉になっている。
そしてこの言葉は秋元グループの中に置いても
もはや当たり前のように飛び交う用語でもある。
そもそもアンチとは何なのか?
明確な定義はないものの要はある対象に対して
ネガティブな感情を持ち反発や批判をする者達の総称。
そういう意味ではファンとの対義語で使われる事が多い。
本来はアンチなどというものは歓迎されるものではない。
自分が得体の知れない存在にアンチされていると思えば
言いようのない恐怖と不快感を覚えるのは当然のこと。。。
それが普通の反応なんだよね。
ただここでそのアンチを寧ろ利用して推進力にした
メンバーとそのファン達がいたことをご存知だろうか?
そう、それが指原とその支持者達だった。
彼らは指原を押し上げるためにあるロジックを用いた。
それが「アンチは無料の宣伝マン」というもの。。。
これは本当に奥深いなと思う。
確かに情報の拡散や宣伝という意味では
アンチという存在はファン以上に影響が大きい。
それこそあらゆる場所で情報を膨らまして
あっという間にネット中に拡散してしまう。。。
だがそこには副作用がある。
彼らはアンチなわけだからその対象に対して
ネガティブな要素を付加して拡散してしまうわけだ。
そこに対して無策ではただのネガキャンでしかない。
大事なのは情報の拡散だけは利用してその
ネガキャンに対しては徹底的に支持者が潰す。
つまり指原のことを守る強力な盾になる集団が必要。。。
それを実際にやってのけたのが彼らだった。
彼らのネット内での情報収集力と集散の速度は
他のそれとは明らかに違うほど特異なものだった。
何か指原にネガティブなことが書き込まれれば
たちどころに現れてそれを数の力でねじ伏せてしまう。
そうやって情報を統制しつつ徐々に指原の
ポジティブな情報だけを埋めつくようにしていく。
このような高度な情報戦を戦う集団が
指原の裏側で陰に陽に暗躍していたわけだ。
その存在に堅固に守られていた彼女は
アンチの攻勢に耐えうる環境を作る事が出来た。
本来はアンチの批判だけに晒されている状態では
普通の子のメンタルだったらとっくにやられてしまう。
何より大事なのはそういったネガキャンから
メンバーを守ってくれる鉄の集団の存在。。。
それがあって初めてアンチを利用した炎上商法は
効果を発揮するしより広範囲に話題をばら撒ける。
昨今すっかりAKBを覆い尽くしたこのアンチ商法の
まさに原型を作り出したと言っても過言ではない。
その後もこの手の過激な発言をしてアンチを刺激し
そこから話題性を作るようなメンバーが続出した。
だが結局その子達も指原の成功の表層だけを真似て
アンチの業火に耐え切れず失敗してしまったように見える。
NMBの須藤にしてもNGTの中井にしてもそうだ。
結局彼女達は指原にはなれなかった。。。
その根本理由は上述したようにアンチ商法を
継続できるためのファンの防御網を備えていたか?
それがないままにアンチ商法をやってしまえば
結局はアンチの攻勢に抗うことなく終わってしまう。
この情報戦争の時代にまさにアイドルの世界で
巧みに一人のメンバーを躍進させた原動力。。。
それが指原の支持者達だったと私は見ている。
そして彼らの狡猾な策謀と野心が今度はAKB全体へと
着々と進行していたことを当時は誰も知る由もない。
2014年の総選挙というひとつの大事件がその発端となる。
続く。。。
以上