中日・大野奨太捕手(32)がキャンプ休日だった13日、北谷公園屋内運動場で打撃練習を行った。松井佑とともに屋内施設に姿を見せると、2人は交互に打席に入り、マシンを相手に約1時間打ち込んだ。
「感覚があまりよくなかったので。それと体も動かしたかったですから」。クローズド気味だったスタンスを、昨秋からオープン気味に変更。この日はライナー性の打球を次々と放った。快音を響かせ、好感触のように映ったが、本人はまだまだ手応えは感じてないようだった。
「これまでは形が大事だったけど、ここからは結果。結果が出ていく中で、いいものと悪いものを見つめながらやっていきたい」
正捕手の座を懸けた争いは、14日のロッテとの練習試合(北谷)からさらに激しくなる。実績なら他の誰よりもある。勝ち抜くため、打撃でも猛アピールしていく。 (鹿嶋直樹)