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【ドラニュース】

松坂、開幕アウト 右肩炎症で投球禁止2週間以上

2019年2月14日 紙面から

右肩の炎症で調整が遅れる松坂=11日、北谷球場で(今泉慶太撮影)

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 右肩に違和感を訴えている中日・松坂大輔投手(38)の「ノースロー」期間が「2週間」だったことが13日、関係者への取材で分かった。12日に沖縄県内の病院で検査を受け、球団は炎症が治まるまでしばらくの間、ノースロー調整と発表していた。2週間投げず、一から肩を作り直すことになり、開幕は完全に間に合わない状況となった。

 開幕ローテーション入りに黄信号どころか、赤信号が灯ってしまった。ファンに右腕を引っ張られたことから右肩の炎症が判明した松坂。今後について西山球団代表はこの日、「まだ分かりません。14日に与田監督と松坂選手が話して決めます。未定です」と説明した。第3クール初日となる14日に与田監督と松坂が話し合い、方針が決まる。その内容は、重いものになるのが確実だ。

 11日からノースロー調整に入っている右腕。12日の診断によって、炎症がなくなるまでノースロー継続が決まった。そこで設定されていた期間が「2週間」だったのだ。

 検査を受けた12日を起点とすると、ノースローの解除は26日になる。北谷組は27日がキャンプ打ち上げ。つまり、キャンプ中は力を入れて投げるまでには至らない。キャンプ後に一から肩を作り直すことになる。

 加えて3月の名古屋はまだ寒さが残る。松坂にとっては逆風になる。投げ始め、キャッチボールの距離を伸ばしていき、そしてブルペン入り。その後にようやく実戦登板が待っている。3月29日の開幕まで1カ月で仕上げるのはとても無理な状況で、事実上、開幕はアウトになってしまった。

 与田監督は松坂のノースローの解除について12日に「違和感がなくなるのと医者の判断」と指針を示していた。「診断でオーケーが出ても違和感があってはダメ。その逆もダメ」。2週間はあくまで最短の基準になる。2週間後に再び診断を受け、炎症がなくなり、松坂自身も違和感を感じなくなって、ようやく再始動ができる。

 

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